きさらぎ月夜に 咲くやこの花 -28ページ目

きさらぎ月夜に 咲くやこの花

「見紛いし 降り行く雪の 白さにて きさらぎ月夜に 咲くやこの花」

京都大好き。薄桜鬼大好き。

素晴らしい作品でした。

私の中の「ベスト オブ 乙女ゲーム」になったかも。

どちらかというと、フルコンプする方が珍しく

気になるキャラのみ攻略・・というのが私のプレイの仕方ですが

シナリオがあまりにも素晴らしく、

丁寧に、全て読みました。


「白華の檻」がシナリオ:西村悠さんと、プロデューサー:一ジョーさんという

組み合わせで作られたことを知り

その同じ組み合わせの作品が「夏空のモノローグ」でした。


評価が高いだけあって、

テーマ性のある、読み終わったときに

心に深く余韻の残る作品でした。


明日が来ることを望まない女子高生が

7月29日というループの中で、

科学部の仲間たちと、明日が来ることの意味を見つけ出す話です。

本来なら、望む望まないに関わらずやって来る「明日」。


登場人物たちには、それぞれに明日を拒む理由があります。

一人ずつと明日と向き合っていく中で(攻略していく中で)

なぜ7月29日というループに閉じ込められたのか

少しずつ物語の全貌が見えていきます。

そして、全ての謎が解けたとき、

7月29日という檻に閉じ込められてしまった原因が教えてくれる

哀しみや、絶望感に涙しながらも

それでも未来に向かって希望を見つけていこうとする強さが

自分の中にも生まれたような気がしました。


あまりにも切なくて、

でもそこにある

友情や、愛や、未来への可能性が美しくて

涙が止まらなくて、ティッシュ一箱全てを使い切ってしまいました。


通常なら、一度読み終わると

既読スキップにして、とばしてしまう共通ルートも、

この作品では大きな意味があり

ほぼ、とばす事なく、毎回読み直しました。

そして、キャラたちの

言動に含まれる意味に気付いて涙・・。


OPやEDの歌も、メッセージとして

押し寄せてくるのです。

最初は、ただ何となく聴いていたのに

プレイし終わったときに

歌詞の意味が、胸に響いて、また号泣。


一人攻略するたびに開放されていく

別シナリオを読んで、また号泣。


これを超える作品には、もう出会えないんじゃないかな。。


いやぁ・・・・・

西村&一ジョーコンビ、恐るべしです。

これは、多分「胸きゅん」とか「糖度」とか、そのような類とは全く違う

異色の乙女ゲームですが

一度、やってみる価値はあると思います。


明日が、7月29日なんですよね。

日にちが重なったのは偶然ですが、

明日という一日を

大切に過ごしたいと思いました。