大型本屋のアルバイトを始めてようやく1年が過ぎた……。
『まるで 勝ち目のない戦争』
夢と希望を武器に今日も奮い起ち……
理想と現実の狭間の谷底へ今日も突き落とされる。
でもなんとか生き残っているので自分でもちょっと不思議 なんとかなってないけれど なんとか頑張れている……
自分の褒め方を僕はまだ知らない
もう何人も戦死したのをこの目で確認したし 行方不明者や脱走兵も多数あり。
戦場が広ければ広いほど フィールドを守る戦闘員が必要なわけで……
この店を選んだ理由のひとつはバックアップ 前のバイト先のように突然倒産されても困るので 胸の奥に燃えたぎる熱い闘志を宿す必要性すら芽生えないまま 僕は 喰いっぱくれのない戦場に立つ事を決めた。でも……
『中途半端な決意を盾に闘おうとする 僕のようなハリボテの兵隊って 消耗品』
この1年で僕が痛いくらいに実感した事実である。消耗品って言ったってピンからキリまで 使用年数が長ければ長いほど傷んで行くものだから……無理はしない。
ゴミ箱へと躊躇なく投げ捨てたプライド
いろんな意味で崖っぷち28歳独身男が10代相手にメラメラと闘志を燃やさずにマイペース。
『僕も 若い頃はこんなに自由だったのかな……?』
人のフリみて我がフリ直せ!!
大人になってからも学ぶ事は山積みだ……。
あんなに早く大人になりたかったはずなのに 今はまだ 駆け出してもいないヒーロー候補達が羨ましくてたまらない……。
タメ息と共に吐き出される言葉はいつだって 用意されていない未来へと僕を突き動かす原動力!!
負けるな僕よ!!
夢を叶える為にはお金が必要なのだ……
今は旅の途中…… わかってる
僕は靴底とプライドを現実という名の戦場で磨り減らしながら生きる 敗北者
だからこそ わかってる
僕はまだ諦めていない
僕が僕を諦めるまで闘いは終わらない
『頑張って』
頑張っている時に頑張ってって言われるの辛いよね……
『それでも 頑張って』
僕を応援してあげられる一番の僕のファンは……
僕を信じ続けてあげる僕だけなんだと 僕は今も信じ続けているのです
消耗品…… いや違う 僕は僕だ。

