昔、小さな女の子をつれた女性のお客様からお見舞い用の
フラワーアレンジをたのまれた時のこと。
私が作っている花を見て、女の子が「お花、ちょきちょきされて、痛そうね、
かわいそうね。」
今まで、アレンジを作ってるのを横で見られて、「わー。きれい。」とか
「かわいい」とかは、言われたことがあったけど、「かわいそう」と言われたのは
初めてだった。
さすがに子供はいろんな感受性をもっていて、時にこちらが思いもよらぬ事を
感じているものですね。
その時のその言葉がずっと頭から離れず、時々、「自分はなんて殺生なことをして
いるんだろう。」と思うことがあります。
確かに、お花は病人を元気付けたり、言葉にできないメッセージをつたえてくれたり、
喜びを2倍にしてくれたりしてます。
全部自分の身を犠牲にして…。
私たちが仕入に行く花市場で年に1度「花供養」があります。
白い菊の祭壇が造られ、お寺から御坊さんをよんでお経をあげてもらい、
線香をたいて、お参りします。
もともと「お花が好き」とかでこの世界に入ったわけではなく、成り行きで
やっていたので、この女の子の言葉に初めて「命」というものを
考えてしまいました。
M子のところの若いスタッフも育ってきたし、もう一人でも、大丈夫でしょう。
折を見て、この仕事をやめようと思います。
とはいえ、来年高校に上がる娘がいるので、のんびり家になんていれません。
何か仕事をしようと思ってます。
医療関係や福祉関係の人もおられるようですが、社会に貢献できてすばらしいですね。
私も私なりのスタイルで何か社会に貢献できたらいいなって、思う今日この頃でございます。
(*^.^*)