土曜、日曜の二日間は、福岡県朝倉市に滞在しました。
そこで開催された「全国藩校サミット」に参加したのです。

最初に河合敦氏により、筑前秋月藩の藩校について講演が有りました。
その後「水戸徳川家」「徳川将軍家」「上杉家」「高鍋藩秋月家」「秋月藩黒田家」 それぞれの現当主の方々が登壇…
水戸家現当主の方の洒脱な司会により、近況報告他、ざっくばらんな討論がなされました。
私は事前に知らなかったので驚きました。
最後に当日、全国から参集された旧大名家の現当主の方々が、壇上に勢揃いされたのです。
三十四家…圧巻でした
江戸期には三百に近い大名家が有ったのですから、知らない藩名も少なからず有ります…

(代表挨拶をされる徳川将軍家現当主)
翌日は引き続き、朝倉市主催の秋月城趾見学です。
三つの見学コースに別れて、三台の大型観光バスに乘り、それぞれのコースを周るのです。
私達十名のグループは、Bコースのバスに案内されました。
バスには既に先客が大勢いて席を占めています。
数少ない空席を探し、バラバラに座りました。
やがて、私達の案内者とは別のスタッフがバスに乗り組むや、同乗の別団体の点呼を取り始めました。
「御乗車を確認致します。お返事をよろしく」
「松平様!」「黒田様!」「鍋島様!」
「水野様!」「堀田様!」「柳沢様!」
「阿部様!」「○○様!」…
呼び掛けに応じ、前後左右の席から次々に応答の声が上がります。
私はハッとしました、…
どうやら昨日、壇上に上がられた旧大名家当主と、その御家族の乗ったバスに、私達も組み込まれたようです…
その昔、江戸城中の、諸大名が居並ぶ広間に同席でもしない限りは、有り得ない状況です。
図らずも、それを体験したのだ、と漸く思い当たりました。
大河ドラマの世界です…

秋月城下は水郷と呼んで良いか、と私は思います。
この橋は映画「男はつらいよ」で渥美清氏と音無美紀子さんが語り合った場所かと…

本丸目指して徒歩移動します…

本丸跡には、珍しい木造の中学校が有ります。
現役の中学校なのです!

和太鼓のお披露の後は、手持ちの大筒の演武です…
筒の口径は、見たところ 40mm 近くあったようです…
これはもう速射砲並の立派な「砲」ですね!
皆が度胆を抜かれるのは、その発射音です。
こればかりは、映画やドラマのシーンからは伝わらないものです…
幼児が驚いて泣き叫んでいました…無理も無い
催し物が終った後は木造校舎の教室で、準備されたお弁当を頂きました。

連綿と続く歴史の中に、自分もまた生きているのだと、肌身に沁みて感じた二日間でした。