前回、日本語と英語ではリズムが違うこと(日本語はシラブル拍で、英語はストレス拍)についてお話ししました。今回は英語のリズムについて解説していきたいと思います。

先日の藤井風さんの英語のインタビューをまた参考にさせていただきます。ちなみにこのインタビューは2週間もしないうちに20万回再生されており、海外でも藤井さんの注目度が高いことがわかりますね。

 

 

インタビューの冒頭での一文(0:46秒)を聞いてみてください。

I (am) still trying to figure out how to perform.

藤井さんは、一つ一つの単語を同じ強さで発音していません。

 

強調されているのはどの部分でしょうか?

I (am) still trying to figure out how to perform.

この部分が強調されています。そのほかの部分は弱く、早く発音されています。メッセージの中で重要な単語が強調され、そのほかは弱く発音されています。

前回の記事で使用した例文をもう一度見てみます。

(1) I play the piano.
(2) I am going to play the piano.

 

ネイティブが読むと、(1)と(2)はほぼ同じ長さになります。(1)で重要な情報は、「play」と「piano」で、この二つが強調されます。(2)でも同様で、そのほかの部分は弱く、早く発音されるからです。


重要な部分は内容語と呼ばれ、主に名詞、動詞、形容詞、副詞、そのほかは機能語で、主に冠詞、前置詞、代名詞などです。このように強弱があることで、聞き手は自然と大事な情報を拾いやすくなります。そして、これが英語の自然なリズムです。

藤井風さん、ワンオクのTakaさんは英語のリズムについて学ばなくても、自然なリズムを会得できました。音感が良いことはもちろんですが、聞くことで英語のリズムの特徴をつかみ、マネすることで発音を向上させたからでしょう。

そしてこれは基本的に誰にでもできることです。

小さいお子さんの場合、耳がいいことに加え、マネするのも上手ですから、すでにおうち英語に取り組まれているなら、特別なことをする必要は基本的にありません。

 

注意点があるとすれば、先日の記事で書いたように、お子さんの英語のお手本となる人は、できればフォニックスのトレーニングを受けている方のほうが望ましいでしょう。

 

 

 


ちなみに、小学生、中学生以上の方はシャドーイングがおすすめです。注意点としては、聞こえない音はマネできないので、特定の音が聞き取れない場合は、まず英語の個々の音について学ばれてから始められたほうがスムーズでしょう。