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夢への挑戦〜22歳俳優のブログ〜

主に読書感想文を載せています。
他にも映画やニュース、身の上の出来事などに対して俺様的感想を書いています。
読書好きな方、ディスカッション好きな方、是非意見交換しましょう。



著:山田悠介





深みが全く無い、創造する間を与えない最悪な作品でした。


山田悠介作品の読み易さは、若い世代を中心に支持されています。
僕が以前読んだ「その時まで、サヨナラ」はとても面白くて感動しました。

読み易さと内容の薄さは紙一重ですね。







まず、少ないページの中に説明文が多すぎます。登場人物の背景、心境、クライマックスのネタバラシが分かりやすく言葉で説明されてしまっているから、創造する間を与えてくれません。
僕は昆虫図鑑を読んでいる気分になりました。





また、「自殺プロデュース」=「自殺幇助の話」なので、深みがありません。
「自殺」という背景が全く活かされていない。


面白い作品には、背景を中心に必ず人間ドラマが存在します。

面白い作品の背景の在り方については、「ルーズヴェルトゲーム」の記事で触れたので、良かったら見て下さい。



例えば、山田悠介さんのデビュー&ヒット作「リアル鬼ごっこ」。(あらすじしか知りません)
若い世代が食いつき易い舞台設定ですが、ただそれだけではヒットしないはず。


逃げ惑う佐藤さん達が見せる人間の汚さ、生き抜くために払う犠牲、そして葛藤。
正義ってなんなんだ…………
みたいな、単純だけど直球で、若い世代に伝わり易い人間ドラマが存在するはずです。




「自殺プロデュース」も、あらすじだけ見れば面白そうなんです!



気の狂った女五人が自殺幇助を繰り返し、トラブルをきっかけに仲間割れ。
そして殺し合いに発展する。




なぜ、面白くないか。

まず、中心人物達の関わり合いが描かれていない。
主人公が性的暴力を受ける描写がありますが形だけで、なぜその行為を働いたのかが無視されているから、このシーンの意味が無いし、このシーン無くても全く影響がない。


関わり合いがないから、最後の殺し合いのシーンの面白味が一切ありません。


エピローグで明かされる殺し合いのきっかけを作った子の動機は、好きな人に命令されたからっていうなんともチンケなものだったし。



長々と文句をたれましたが、
本当に残念な作品でした。
皆さん、是非読んでみて下さい!