
著:石田衣良
「あなたは、愛する人の命を奪えますか。」
○あらすじ
ヤコブ病(脳をスポンジのように穴だらけにし、思考、身体の自由を奪いやがて死に至る病)を抱えながらも、残り少ない人生を全力で突っ走る美丘。
そして自由奔放な彼女に惹かれる太一。
同じ大学に通う二人は紆余曲折を経て結ばれる。
しかし、残された時間はわずか。
心の底から愛し合う二人はかけがえのない時間を共に歩む。
究極の愛なんて、人それぞれ形の違うもの。
答えなんてありません。
でも本作には、
一つの究極の愛が確かに存在しました。
太一と美丘の恋愛は、まさに"純愛"です。
地球上でただ一人、心に決めた者同士の恋愛。
酔った勢いで女友達に迫ったり、心から愛していたはずの恋人をひどく傷付けてしまう様な自分には純愛は程遠いですが、いつも心の底ではこんな素敵な恋愛に憧れちゃってます。
そんな僕にピッタリの、憧れで終わらないためのヒントが本作にはありました!
まずは「出会い」。
純愛は誰とでもできる訳ではありません。
まずは心から魅力的に思う相手と出会わないと。
太一と美丘の出会いは大学の屋上。
自殺しようとする美丘を太一が引き止めたことから、二人の物語は始まります。
これは運命の出会いに違いありません。が、
逆に言えば太一の勇気ある行動が無ければこの物語は存在しませんでした。
つまり、
人生に大きく影響を与える人との出会いは、勝手に転がり込んで来るのではなく、実は自分から掴み取っているものだということ。
成功者にはそれぞれ運の良い出会いや、人生のターニングポイントとなる出会いがありますが、これにも根拠があるのだと思います。
前向きな姿勢や夢への野望、人生のどん底にいる人間の暗いオーラ、殺気。
運命の出会いを掴み取るだけの何かがその人にはある。
そんな気がしてなりません。
そんな気、しません?
これは結果論なので断定はできませんが。
太一の場合も、それまでの人生や退屈に感じていた大学生活が彼を突き動かしたのかもしれません。当時の彼は異色なオーラを放っていたことでしょう。
また、運命になるはずの出会いも、少しのひずみでただの出会いに変わってしまうかもしれませんね。
一つの失敗、一つのすれ違いがきっかけで。
それも含めて、運命なのかもしれません。
そもそも、出会った当初に運命の出会いだとはわかりません。(時々出会った瞬間恋に落ちたなんて人もいますけど!)
一つだけ言えるのは、運命の出会いにしようなんて考えないことですね。
その瞬間から無理が出てくるし、自分らしくいられなる。
はっ!!!!!!!!
本の内容からかなり逸れてしまいました。(ー ー;)
中途半端ですが、今回はこれにて。