本日は4年生プレーヤー笹原瞬の投稿です!


リーグ戦への想いとのことですが、せっかくなので、自分の大学生活をその時の想いと共に振り返ってみます。その後にリーグ戦への想いを書きます。

極めて個人的で長ったらしいブログになると思いますが、読んでくれたら嬉しいです。



1年目。

2021年4月、樽商に入学。高校で小学生からずっとやってきた野球を辞めた。何か体を動かすことはしたかったので、いくつか運動系の部活動・サークル説明会に参加した。コロナによるzoomでの開催。かろうじてスポーツだと知っていたラクロス部のルームを気まぐれでクリックしてみた。頭がもしゃもしゃの笑顔の先輩プレとザ・大学生な可愛い先輩マネがいた。参加者は自分のみ。流れ流れ流されていつの間にかクロスを持ってた。


コロナで始めの頃の部活はなく、あったとしても悪い育成環境。切れたメッシュやストリングはテーピングで繋ぎ止めてた。1つ上の先輩たちが壁当てに誘ってくれて、初期の頃のクロスワークは21で1番だったんじゃないかと密かに思っていた。

ロングに憧れてから、虫を殺して大笑いする先輩と一緒にDFになった。人数不足から何もわからずリーグ戦に出た。申し訳ないが、勝ち負けにはさほど興味はなく、試合後の写真を楽しみにしていた。18の先輩はかっこよかったけど、すぐ引退してしまい、冬が来た。




いやーーつまらん。




練習時間より登下校の合計時間のほうが長い。何を考えてやればいいのかもわからないし、どうすれば上手くなるのかもわからないし、毎回同じような練習だし、めっちゃサボった。ラクロス以外のことの方が楽しかった。先輩方は冬は飲み会でモチベを保つんだよって言ってた。



2年目。

雪割もせず、高い除雪費だけ払って外でラクロスができるようになった。コロナの影響もほぼ無くなり、みんなで部活をすることができた。この時期にいろんな色のストリングを使ってヘッドを編むことにハマった。エボXの穴の数が少なすぎて重ねて編むのに苦労したのが懐かしい。


後輩がたくさんできた。嬉しい。月寒勢が多いのも熱い。元気な育成コーチのおかげで元気な上手い子たちが多かった。リーグ戦ではしっかり戦力になってくれていた。


でもやっぱりメインは19の先輩。たくさん遊んでくれて、格好良くて可愛くて上手い先輩たち。あゆみさんの北翔戦での同点弾は泣きそうになったのを覚えている。頼もしい先輩方だったけど勝てない。引退してしまった。引退してからりょやさんは練習来てくれなかったな。


代が替わり、雰囲気も少し変わった。目標が全道制覇になった。自分のプレー動画を見るようになった。壁当ても日常的にし始めた。ジムの契約もした。多分みんな変わろうとしていた。でも3月の沖縄オープンは得失点差-31点で大負けした。そんな簡単に変わらないよね。ただ、仲はめっちゃ深まったし、超楽しかった。北海道は雪解けが始まった。雪割は駄々をこねて1日サボった。



3年目。

色々な制度が出来た。大学生の部活動!って感じになってきた。もう飲みサーとは言わせない。樽商内でトップレベルに頑張ってる部活なんじゃないかなと思ってた。でも逆にやめてく人も増えた。自分の中での部活動の順位が下がっていったのだと思う。


少し話は逸れるが、後輩の君たちには、これから部活動を続けていくにあたって、自分の中での部活動の順位を今一度考えてほしいと思う。元々厳しい部にいた身からすると、部活は何があっても行くもので、休んだら試合に出れなくなるし、もちろん優先順位は1位であった。大学生活において、部活、バイト、勉強、友達、恋人、などなどがどんな優先順位になっているのか、それでいいのか、を再確認してほしい。大学生活は、部活以外にもコミュニティがたくさんあるから、辞めるのも全然アリではあると思う。ただ部活を続けるなら自分を納得させた上で取り組んで欲しい。


話は戻る。


頑張りはしてたけど、リーグ戦前は全道制覇できる確率は正直10%くらいかなとか思ってた。これでも去年までの0よりは全然高いけど。実際、ファイナルも行けなかった。学園戦は自分のせいで負けたと思ってる。裏フィードからのショット決められてるし、挑発に乗ってプレー荒くなったし、それで疲れて抜かれるし。本当に申し訳なかった。北大戦は大好きな先輩が早々に怪我で離脱した。いつもだったら守れてる、そこに先輩がいてくれてるってとこにいない、守れない。選手層の薄さが出た。先輩の穴は埋めれず、いつの間にか試合が終わってて、大好きな先輩方は泣いてた。でもあっという間すぎて、なんか儚すぎて、唖然としてて自分から涙は出なかった。 


自分たちの代が来た。副部長になった。目標は去年と同じ全道制覇。でも、みんなの本気度は去年とはなんか違う気がした。これは20が作ってくれたものだ。今までの部活経験からたいねん君たちの制度をより良いものにして、新しい制度も増やした。コーチが言ってた、後輩が力を貸したくなるような先輩になれ、みたいな感じの言葉が結構響いた。


冬は後輩がいかにモチベーションを落とさないようにできるか、1年生の頃を思い出して考えた。部活を辞めないためのモチベーションではなく、ラクロスを上手くなろうとするためのモチベーションを上げたかった。


今考えれば当たり前だが、目的を持って練習に臨む、練習でやりたいプレーを試してみる、ということが大事である。これをみんなにしてもらいたかった。そして下級生に技術、考え方を教える。これも大事なことだと知った。成長を感じないと練習はつまらないし価値のないものになる。登下校時間より価値のある時間にしたかった。


あっという間に2月の鹿島。全然勝てない。思うように回らないDF。ロングを持ったばかりの子達に少しイラついた。先輩として良くないことだった。ごめんね。鹿島最終戦、21の代がいない学園に負ける。普通に腹立った。そこから冬は割と早く過ぎた。雪割は真面目に取り組んだ。


4年目。

21プレの中で、全道制覇をする部の先輩のあり方がなんとなく出来上がってきている気がした。いい傾向だと思った。正直それが出来てるのは樽住みで、後輩とたくさん絡んでるのも樽住み。自分はあまり出来てなくて申し訳ない。樽住みのおかげもあり、この4年間で1番強いチームになれていると思う。1番、指針となる先輩になれている代だと思う。


突然だけど、チームとして仲を深めるのに1番手っ取り早いのは、同じ苦しさ、同じ時間を共有することだと思う。身体的強さもだけど、そういう目的もあってコニトレ導入に賛成しました。だから、他の大学より強いチームになってるはず。強いて言えばそういう理由で毎回マネにも来てほしいとか思ったりします。


合宿を終え、筋トレ壁当ても日常的にして、なんとなく強くなった気でいた。この前の学園、北大との練習試合はボロ負け。顔には出さなかったけど、ぶっちゃけ、今年もか?結局勝てないのか?ってなった。そういう同期、後輩も多いかもしれない。まあ創部以来負け続けてきた呪縛はそう簡単に解けないよ。簡単には解けない。そうです簡単じゃないんですよ、北大と学園に勝つことは。樽商が成し遂げようとしていることは簡単じゃない。なんだかんだ兜の緒を締めることはできていなかったのだと思う。


今一度、自分たちは挑戦者であることを認識してリーグ戦初戦を迎えよう。そう思った。正直なところ、勝ってめちゃめちゃ騒いでる姿も、負けて悔しながらも北大に勝つためになんとか顔を上げてる姿も、どっちも想像できる。どっちも想像できるからこそ怖い。不確定って怖い。まあもちろん勝たないといけない試合ではある。けど負けた瞬間、俺らの夢が潰えるわけではない。北大を倒す時期が早まるだけだ。


明日が怖い同期、後輩たちよ、そんなに固くならないでくれ。ベストを出した結果、勝った。そのくらいで良いと思う。やるよ。


今までの振り返り終わり。


長いようで短いようでやっぱり長かった。




【リーグ戦への想い】

今思えば全道制覇をするために、一つ一つ樽商が成長していく中にいたんだなと感じます。一番成長をした年は20の年。

20がいなかったら、今年の全道制覇のリアリティが出ていなかったと思います。本当にありがとうございます。


最近よく言われる「引退しないでくださいよ」の言葉。とても泣きそうになります。去年、一昨年、自分も先輩に簡単に言っていたけれど言われる立場になるとなんだか重い。嬉しいのに切ない。こっちだって君たちとまだまだ居たい。最後なんだなとつくづく思います。先輩たちもこんな気持ちだったのかな。


僕ら21の代は最初20人以上の部員がいました。今は12人。できることならみんなで引退したかったけど、もはや部活辞めますラインにも慣れてしまいましたよ。去年までは辞めた人たちには試合に来て欲しくなかった。結果しか見てくれないし、辞めて良かったとか思われてそうで。でも、そんな辞めた人たちにも今年は見てほしい。結果を見て、勝って騒ぐ姿を見て、自慢の同期、後輩を見て、少しでも部に残れば良かったなとか思って欲しい。後悔してほしい。なんて、ちょっと捻じ曲がった感情も持ってます。


まあとりあえず勝ちます。見といてください。


最後にDFの話。

ラクロスって圧倒的にOFが有利なスポーツだと思う。絶対DFは後手に回るし、DF中に一息休憩とかできないし、チェイス取られるし、いいチェック打っても落ちなかったら意味ないし。いや上手い人の意見は知らんけどとりあえずDFは不利であると僕は思います。


でもDFが好きです。ボールダウンした時の快感、チームワークがハマった時の快感。最近は後ろから見るOF達の背中も好き。


でも今、1番DFをやってて良かったと思うのは、樽商ラクロス部のDFに所属している人たちと絡んでる時です。いつからか、「DF陣はアットホームだから」っていう言葉が出てきました。ラクロスのDFは誰かのミスをケアし合うもので、カバーし合ってぼかしてミスを無かったことにできる。OFよりもコミュニケーションが大事であると思う。


「アットホーム」という言葉を出す時は先輩が後輩に奢んないためだったり、後輩が先輩に敬語使わないためだったり、良くない理由ばっかりだったけど、関係性としては「アットホーム」ってめっちゃ大事だなと思う。


つい先日、試合の対策のために後輩ロングと風呂に行ってきた。くだらない話をしてる時の笑顔も、ラクロスの話になった時の真面目な雰囲気も、なんかめんこくて仕方なかった。試合の行き帰りの車の中の会話も、良いショット決めた後輩の嬉しそうな顔も、イラついて口調が荒くなる後輩も、ショット当てられて痛がってる同期も、試合後のMTGも色々思い出したら泣きそうになるくらいアットホームで好きな時間だったんだなと思う。


何を言いたいかわからなくなったけど、このメンツで守り切りたい、OFに繋げたい。


たまには俺らが得点したい。


同期はもちろん、後輩たち、君たちの力を貸してください。


皆さんへ


@コーチ

今までありがとうございました。僕たちが自由にしていた分、細かい所を見ていてくれて指導してくれて感謝しています。勝って恩返ししたいと思います。


@OB、OG

小樽商科大学がファイナルに出て、さらにそこでも勝ち全学に行く。これを実現させてみせます。小樽商科大学ラクロス部に所属していたということを自慢にして見せます。応援よろしくお願いします。


@後輩

君たちがめんこくて可愛くて仕方がありません。まだまだ沢山絡みたいし話したい。俺たちは力を貸したくなるような先輩になれていたかな。このリーグ戦で格好良い21の姿を目に焼き付けといてください。


@21マネ

最後まで残ってくれてありがとう。今まで支えてきてくれてありがとう。そして、就活の時期に辞める辞めないの選択肢を唐突につきだして本当にごめん。これは本当に謝りたいことでした。今までたくさん不満があったし、それはマネ側もそうだと思う。でも結局、練習中して欲しいことを伝えて1番速く理解してくれるのは21マネです。あなたたちが支えてきたプレイヤーの格好良い姿を見ててください。勝つよ。


@21プレ


いやーー今まで頑張ったね。


よく続けてきたと思うよ、ほんとに。


チームを強くするために、上手くなるためにみんながいてくれてよかった。


まずはOF陣へ。

OF陣には厳しく当たった時もあったしイラつかせたこともあると思う。OFのことなんも知らんのに、俺の練習量の方が絶対少ないのに、一丁前にこうした方がいいんじゃない?とかアドバイスした記憶あります。ごめん。でもさ、上手くなってるよ絶対。最近のラクロスしてる姿、格好良いから。


次、DF陣。

けんちゃんとたけは上手くなってるかはわからん。DFって成長感じづらくない?けど、一緒にやってたら心強いです。DFの中で自由にやってこれたのは2人が居てくれたからです。ありがとう。


1年の時は想像がつかなかったけどもう俺らの代のリーグ戦始まるなあ。

俺ら21が主役です。

けど俺は21のファンだから、自分よりも君たちに活躍して欲しい。良いとこ見せてね。


さあ、明日が初戦、学園戦、歴史を変える始まりの一歩です。

勝ちましょう。





以上になります!明日はラスト主将丸山寛人の投稿です!