ドイツで開催中のG7サミット。
雲の上の話のように思えますが、あるドイツの子供たちはそうは考えませんでした。

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G7サミットに向けて、開催国ドイツの子どもたちが「命を救う」ために走りました!


世界で最も豊かな国々の首脳が年に一度集まり、地球規模の課題について話し合い、コミットメントや対処方針を発表するG7サミット。2015年のG7サミットは、6月7日~8日にドイツで開催されます。今年の議題の一つとなる国際保健の課題として、予防可能な妊産婦と子どもの死亡の根絶に向けて、G7首脳が政治的リーダーシップとコミットメントを示すよう、開催国ドイツの7人の子どもたちがG7各国の大使館を走りながら訪問し、請願書を届けました。

セーブ・ザ・チルドレンでは、「命のレース(Race for Survival)」と題した活動を、世界中の子どもたちと共に行い、「子どもたちの命を救う」ためのメッセージを発信しています。今年は4月にワシントンDCで子どもたちがホワイトハウスに25,000筆の署名を提出したのを皮切りに、ドイツ、ジュネーブ、アフガニスタンと続き、9月までに約60カ国での実施を予定しています。


ベルリンのブランデンブルグ門からスタートを切った子どもたちは、最初にドイツ経済協力開発省まで走り、その後、米国、フランス、英国、カナダ、日本、イタリアの各国大使館、そして最後にドイツ連邦首相府まで走りながら訪問し、G7サミットに向けた赤いバトンの形の請願書を手渡し、妊産婦と子どもの保健と栄養改善、保健システムの強化、そして「持続可能な開発目標」のために野心的なコミットメントを示すよう訴えました。在ドイツ日本大使館では、斎田伸一参事官に温かい応対をして頂きました。

G7シェルパ:「世界中でこんなに多くの子どもたちがこの課題に取り組んでいるのを見るのはすばらしいことです。この課題は、G7にとっても重要な課題です。私たちはベストを尽くします。そして他のG7諸国と一緒に多くのことを成し遂げたいと思っています。

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せっかく首脳会議が行われるのですから、子どもたちの命を救うために何かを成し遂げてほしいと思います。
けれどこんな方法は思いつきませんでした。
ドイツのみならず、たくさんの子供達が行動を起こしているのですね。

人任せにしたり諦めたりせずに行動を起こした子供たちに敬意を表します。
実りある会談が行われますように。