a-ha 実に7年振りとなる最新作『True North』がこの10月末に発売された。

今年2022年は結成40周年という事もあり、a-ha を愛する者にとっては素晴らしい一年になったのではないだろうか。

メンバーの出会いからデビュー、そして現在までを追ったドキュメンタリー映画『a-ha THE MOVIE』公開。





これに合わせるカタチで書籍『a-ha THE BOOK』発売。



そして最新作『True North』発売に先駆け、今作で伝えたかったメッセージを逸早く新曲と共に映像化した映画『True North』公開。



ほどなくして最新作『True North』発売。

さらに、コロナ禍で延期になっていた『a-ha THE BOOK』完成記念トーク・イヴェントも先日行われ、ここまで立て続けに a-ha 三昧出来る年は後にも先にもきっと今年だけだろう。



と、前置きがかなり長くなったが、最新作『True North』がとにかく素晴らしい。

私はもう50回は聴いただろうか。

しかし!しかしだっ!これが何度聴いても飽きが来ない逸品。

むしろ、聴けば聴くほど心に沁みる、近年稀に見るとにかく素晴らしい作品だ。

そこで、何故ここまで聴いても飽きないのか私なりに考えてみた。

まず、とにかくメロディが心に触れて来る!これがとにかく大きい。

その詩の世界もとにかく素晴らしい。しかし、その都度対訳を読み感動するという訳にはいかない。

なので、まずはその心に沁みる、心に触れて来るメロディが際立っているのは間違いない。

そして、先に公開された映画との相乗効果は大きい。

この映画を観た事で、今作で伝えたかったメッセージがまず映像として分かりやすいカタチで入って来る。

あの景色や風景や情景があったからこそ聴いていてもスッと感情移入出来る訳で、このコンセプトを理解/把握した上で聴く/聴かないでは、きっと感動は大きく異なったに違いない。

そして何と言っても今回、全曲で共演しているアークティック・フィル・オーケストラの起用だ。

その優しい音色は、とにかく耳馴染みがすこぶる良い。

あの映画での風景と実にマッチした、母国=ノルウェーの壮大な大地とオーケストラが奏でる音色は実に優れた演出効果となり、a-ha が奏でるメロディをさらに際立たせている。

だから飽きが来ない。

これまでも多くのアーティストがオーケストラと共演した作品は多数ある。

しかし、a-ha はそれを映像としても記録し、そこにノルウェーの壮大な情景も合わせ公開すると言う、このコンセプト/構成力は結果一つの作品として大きな効果をもたらしている。

最新作『True North』で a-ha が実践したこの試みは大きい。

そして新たな音楽の在り方をも提示したのではないだろうか。

結成から40年...。

長い人生を経た者にしか作り出せない、深くて儚くて美しいメロディが『True North』には溢れている。

この心に沁みるメロディ、もはや神の領域に達したのではないだろうか...。



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