知人に家は購入しない、賃貸じゃなきゃ絶対結婚しないと豪語している独身男がいる。


年収が低いブラック企業勤めで、そもそもお前家買えるの?と思ってても周りは突っ込まない。

下手な恨みを買いたくないからだ。


家を買った経験のある人間は、安定した勤務先、勤続年数、年収、借金の有無、契約年齢などで住宅ローンが返済できるかどうか査定されることを知っているので…


高収入の富裕層ならともかく、平均的サラリーマンが家を買おうと思ったら、年齢的にアラフォーくらいがラストチャンスだ。


それ以上になると多額の現金がある場合を除き、ホンマにローン組めるの?と言う視点になる。

勤務先は定年まで継続して勤務できるの?車など他のローン返済はないの?返済計画は現実的なの?お前それまで健康なの?


知り合いは知らぬまに契約したサブスク料金の滞納があり、ローンが組めなかったと言う。


アラフォー男性いわく、購入より賃貸のほうが得だと様々なことから判断したとのことだが、

結婚したい、子供が欲しいとのこと。


子どもが欲しいなら、子育ては騒音が多くマンションではトラブルを覚悟しなければならない。

下の階が大人だけの世帯、いわゆる子なし夫婦や、独身だった場合、高層階での子育て世帯が追い出される場合もある。


ちなみに賃貸のほうが分譲よりも設備は劣るので、賃貸の騒音対策は過酷である。

木造建築より鉄筋なら何とかなると思っても音は響く。分厚い絨毯や防音シートも、限界はある。

結局我慢を強いられることが多く、近隣トラブルになる。


戸建の賃貸もあるにはあるが、選択肢はかぎられ、前住民が何十年も住んでいるパターンが多いので、築年数は古く、設備も充実していない。

前住民はこんなやつだったと、頼んでもないのに近隣の老人が家に話にやってくることもある。


子どもがいると、家を購入する人が多いのは団信があるからだ。

ローンの契約者が死亡した場合、返済が無くなり、父親が死亡したあと母子を路頭に迷わせる心配がなくなる。

賃貸で契約者が死亡したところで、他の家族の家賃が免除されることはない。そんな人情がある大家はいないだろう、昨今。


購入と賃貸にはそれぞれメリットがあり、賃貸に同意する女じゃなきゃ結婚できない、とするのはハイリスクだ。


あまりに、賃貸しか住まないと男が強く主張すると、

女性は周囲の既婚者から住宅の話を聞いてた場合、子育てしにくい環境での結婚生活をイメージし、この男はローンが組めないのか?(借金の延滞、不安定な勤務先)という疑念を抱く。


賃貸のメリットは、住み替えが容易であることだ。

ライフスタイルに合わせて変えられることが多い。家賃も年収が下がれば適度なところに引っ越せるし、気に入らない隣人がいれば引っ越せる。


賃貸も購入も良いところ、悪いところそれぞれあるのだから、それに固執しないほうが結婚相手が見つかると思う。


今のままだと、定年後、賃貸では孤独死されて事故物件になりそうな高齢者には貸したくないと言われ、

住む場所を選ぶ選択肢は狭まるだろう。

今まで住んでいたレベルの住み心地よい住宅に、ずっと住めるというのは幸せな思い込みだ。


老人向けの施設に入るにも、緊急連絡先が家族ではなくても良いと言ってくれる施設を探さねばならない。


それをすべて1人で手続きしていく可能性が高いことを、

賃貸じゃなきゃ結婚しないといっている独身アラフォー男が理解しているのか疑問だ。