チューハイを飲みながら、

今日の本試験を思い出しちゃいました。



理論は、

2問構成で、


問1が、「事業所得と雑所得の所得区分について説明しなさい。その上で、それぞれの所得計算において共通する取扱い、異なる取扱いについて対比させる形で述べなさい」って言う問題でした。



まずはこの問題から見ると昨年、一昨年と違う感じがするので作問者は今年試験委員になった個人税課長のxxxxかもね。そして学者風の人。


解答は、

①事業所得及び雑所得の意義及び金額を書く。

②共通する取扱いは、経常的な所得ということ。総所得金額から必要経費を控除して所得金額を出すこと(公的年金を除く)

③異なる取り扱いは、事業所得は事業的規模で雑所得は事業的規模以外であること。→利子税、貸引、青色申告、青給、青特、青専、事専などを適当に書く。公的年金など思いつくままに書く。

→ これと言った正解はなくて何か書いてあれば加点する方式のようです。



問2は、「事業用資産が棚卸資産であるか、あるいは棚卸資産以外の資産であるか、により生じる課税上の取扱いについて述べなさい」って言う問題でした。何これって言う感じです。お客様からの質問は具体性があるのにね!

→ 課税上の取扱い?何これって言う感じです。


→ まず対象となる資産は、

・事業用資産の棚卸資産

事業用資産の棚卸資産以外の資産とは、事業用固定資産・繰延資産、事業用の山林、事業用の不動産、事業上の債権


→ 解答は、棚卸資産の場合には必要経費の通則と棚卸資産の別段の定め(自家消費、贈与等)。原則、時価課税っていうこと。

棚卸資産以外の場合は、必要経費の通則と事業用固定資産・繰延資産の資産損失、損益通算、純損失の繰越控除(青の還付)、山林の贈与等は原則課税しないっていうこと。債権については貸倒損失など。


→ つかみ所がない問題なのでOやTがどういう模範解答にするか興味深深っていう所です。だけど、学問として学習到達度を測る問題としては良いけど実務を主体とする税理士試験には不向きな問題でした。

→ 来年はまた試験委員が変わるけどね。




計算については、3問構成の問題でボリュームが多くて時間内には終わらない問題でした。


→ 2年前と同様の形式でその時は正答率が悪かったので昨年はボリュームを少なくしたら出来が良すぎて差が見えなくなったので、今年は2年前と同様にボリュームを多くしたものです。

→ この試験委員は新規論点が好きで問1は「医師の所得計算」で概算経費の判定を見たかったものです。それと減価償却費。レセプトの資産は社保飲みの必要経費。医師の減価償却は特別控除があるとか。


→ 老人ホームの減価償却は特別控除があるとか。細かすぎる論点が沢山でていました。普通は、特別控除があるので調べて申告書に記入するものなので特別控除率なんて覚えていません。当然埋没問題です。


→ 源泉控除後なのかどうか不明確だったり素人が作る問題は自己満足なのでわからない。普通、お客様に質問して確認したり証憑で確認できるけど・・・。


→ 今年でこの試験委員は3年目で終わりなので、このような問題は来年以降はでません。それで過去問の解き直しは意味ありません。来年は過去問不要です。ただ同じ論点は、試験委員のプライド?ででないけどね。



所得税を学習している感想としては、

初学のときは学習計画通り学習することが大切だけど、経験者になったら基礎項目を押さえておけば自由に(適当に)学習してOKだと思います。試験委員は理論・計算に限らずその人独自の問題をだすので・・・・



それで、

あたしは、年内は放置で試験がNGならば、基礎項目を独学で学習して直前パックor模試パックで学習するつもりです。



おわり