今回の講義は、
帳簿組織です。
① 譲簿組織の発展
単一仕訳帳・単一元帳制(詳細な取引が分からない)
→ 単一仕訳帳・補助簿併用制(一人だと記帳事務が大変)
→ 複合(特殊)仕訳帳制度(補助簿の補助記入帳を主要簿の特殊仕訳帳に格上げ。複数の人が記帳事務できる)
複合(特殊)仕訳帳制度
② 各仕訳帳への仕訳・・・どのような取引がどの仕訳帳に記帳されるか?
例えば、仕入帳は、商品の購入取引(返品を含む)けど、仕入れた商品の顛末取引は仕入帳に記入しない。仕入BOXの借方のみ。
仕入帳に記入しない取引:
商品が火災により焼失した (火災損失)xxx/(仕入)xxx
商品を委託先に積送した (積送品)xxx/(仕入)xxx
商品を見本品に供した (見本品費)xxx/(仕入)xxx
③ 総勘定元帳への転記(特別欄がない場合)
転記のルール
・一つの取引は、転機は1回だけ。
・仕訳は科目ごとにバラバラに、仕訳の都度転記する(個別転記)。
転記しないときは「チェックマーク」で分かるように!
・親勘定は一定のタイミングで合計転記。
合計転記の仕方
特殊仕訳帳の親勘定→普通仕訳帳に合計仕訳→総勘定元帳に合計転記
(普通仕訳帳の合計額と合計試算表の合計額を一致させるため)
④ 二重仕訳と二重転記の回避
・・・二重仕訳はOkだけど二重転記はNGなので二重転記を回避する。
・特殊仕訳帳間の二重転記の回避
相手科目が他の特殊仕訳帳の親勘定の場合。
期中及び期末のどの時点でも「チェックマーク」して転記しない。
・二重仕訳金額の削除
<テクニック>
売上帳及び仕入帳に着目して、他の特殊仕訳帳の親勘定との取引金額の合計額。
・一部当座取引
3つの記帳方法。
分解記帳する方法・・・取引を2つに単純取引に分解→二重仕訳発生しない。
取引全体を普通仕訳帳に記帳する方法→二重仕訳あり。
当座出納帳のみに記帳する方法→二重仕訳発生しない。
DVD講師の説明分かりやすくてGoodだけど、
今回が最終講義です。
応用完成テキスト2が未学習なのがちょっと残念。
建設業会計、本社工場会計、CF計算書、企業連結会計、連結会計、伝票会計などは独学ですぅ~。
昔のテキスト探さなくちゃ。