きょうは、
生憎の雨。
花見散歩は順延で、
簿記論第25講を聴講しました。
本支店会計は、
本店集中会計制度と支店独立会計制度があって、
試験にでるのが後者の支店独立会計制度。
これは、支店を独立した会計単位とし、独自に会計処理を行わせる方法でそれぞれの業績評価を行うものです。
本支店間取引
これは、企業内部の貸借関係、債権・債務関係、又は投資と資本の関係として本店の帳簿に支店勘定、支店の帳簿に本店勘定を設けて処理するもの。
支店勘定と本店勘定は、貸借逆で一致する。
商品の発送取引
振替価格=仕入原価+内部利益
支店向売上←→本店より仕入
直接納品、直接返品又は直接販売があっても実際の商品の流れでなくて記帳上の原則通りに仕訳を。
未達取引
未達と未処理は違う。
未達は商品が未到着だけど、未処理は商品は到着してるけど会計処理なし。
支店勘定ー本店勘定、支店向売上ー本店より仕入が不一致。
本店・支店の個別決算
決算整理も独立して行われる。
棚卸資産の整理は内部利益を含んだ金額で売上原価を算定する。
売上原価算定方法には3つある。
①「本店より仕入勘定」を「仕入勘定」に振替える方法。
②外部仕入商品は「仕入勘定」で、本店より仕入れた商品は「本店より仕入勘定」で算定する方法
③売上原価の算定を損益勘定で行う方法
→ 「繰越商品」「仕入」「本店より仕入」 / 「繰越商品」
総合損益
一企業としての利益を算定すること。
① 利益の合算
② 内部未実現利益の整理
「繰延内部利益戻出」「繰越利益剰余金」 / 「損益」「支店」「繰越内部利益戻入」
決算振替(利益の流れ・簿記一巡)
・ 「繰越内部利益」は、前T/B及び後T/Bで同じ金額、その金額が総合損益の「繰延内部利益戻入」になること。
・ 翌期に繰越される支店の「本店勘定」は、
後T/Bの「本店勘定」+「支店利益」
合併財務諸表の作成
簿記一巡の流れが重要。
本店及び支店の個別財務諸表作成→合併手続き(内部取引の除去、内部利益の控除)→合併P/L, B/Sへ
① 内部取引の除去・・・「本店」-「支店」、「支店向売上」-「本店より仕入」
② 内部利益の控除・・・期首・期末商品棚卸高から内部利益を控除。
合併F/Sの金額テクニック
・期首商品棚卸高=本店の繰商+支店の繰商ー繰延売上利益
・当期商品仕入高=本店の仕入+支店の外部仕入
・売上高=本店の外部売上+支店の売上
・期末商品売上高・・・ちょっと時間がかかちゃう。
それから内部取引商品の減耗、固定資産の管理、数量の推定を学習しました。複数支店があると出来ない場合は、本支店会計の簿記一巡を感覚でなくて理解しながら回答出来ていないからとか。
2時間弱の講義で、本支店会計の盛りだくさんの内容を1回で完結しているので、すごっ、すごって思いました。
今週は、本支店会計の日々になりそう~~~~。