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たばこ安く喫煙率高い(H20,2,8)

世界保健機関(WHO)は7日、世界各国のタバコ規制に関する包括的な報告書をまとめた。

その結果、日本ではたばこの値段が他の先進国に比べて安いことが、高い喫煙率に繋がる一因と言う見方を裏付ける結果を示している。


主要先進国の人気銘柄の価格を06年当時の為替相場でドルに換算する。

日本は2ドル58セント(約300円)。これは、英国の9ドル69セント、ノルウェーの10ドル14セントなどと比べると格段に安いし、比較的安いアメリカでも3ドル89セントとなっている。


日本のたばこ税率は約58%。

これは欧州に近い水準であるが、消費税も含めた小売価格はやはり低い。

これに反比例する形で、男性の喫煙率は日本は43.3%で、他の先進国の20%台に比べて際立っている。


日本は以前から、税率は比較的低く、さらに趣味嗜好品(酒やたばこ等)は比較的安い傾向にある。

この点、北欧とかオーストラリア、ニュージーランドなどは、逆に税率は高く、趣味嗜好品が高い傾向にあり、そのかわりに福祉が充実し、生活必需品の値段が安いらしい。


私は安易にどちらが言いかと言い切れないけれど、どちらかといえば後者、つまり北欧などの方が生活しやすいかなと思う。

でも日本の場合、どうしても増税に反発をくらいやすい傾向にある。

政府が税金をどう使っているかが不明瞭と言うか、国民を納得させられない部分があるからだとも思う。


たばこ=だめという図式も必ずしもあたっているとは言い切れない。

私は喫煙者ではないが、たばこを吸う弊害はもちろんあろうが、あえて禁煙してストレスになってしまうことも必ずしも精神衛生上良いとは言い切れないものである。

ただ、俗に言うニコチン中毒みたいになる傾向は避けるべきだろう。

吸うのは構わないけど、たばこは生活必需品ではなく、むしろ嗜好品であるという認識を強くし、あくまでも趣味や息抜きの範囲を逸脱しないことが大事だと思う。


もっともこんな意見、私が喫煙者ではないから簡単に言えるのかもしれないが。(汗)