オツカレです。

政府による救済、公的資金は最終的にどれほどの規模になるのだろう。

［２６日　日経］英大手銀ＲＢＳ、３．３５兆円の赤字　０８年１２月期　大手英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド（ＲＢＳ）が２６日発表した２００８年１２月期の決算は、最終赤字が２４１億ポンド（約３兆３５００億円）だった。英銀の損失額としては過去最大規模。ＲＢＳは金融危機を受けて業績が悪化。昨年１０月に英政府による救済策の一環として、公的資本の注入を受けた。今年１月には政府が購入したＲＢＳの優先株５０億ポンドを配当負担の少ない普通株に転換することでＲＢＳと合意しており、政府の出資比率は７０％に高まる。

英財務省は銀行の不良資産の損失を保証する資産保護スキームを発表した。スキームの期間は最低５年間。

参加できるのは、対象資産を２５０億ポンド以上保有している英リテール銀行で申請の期限は３月３１日となっている。

同スキームで英政府は最終的に５０００億ポンド超の損失を引き受ける可能性も指摘されている。

理由は将来のパフォーマンスに関する不透明感が最も強い資産つまり高リスク資産をターゲットとしているからだ。

保証の対象は、法人ローン、レバレッジドローン、不動産ローン、住宅ローン担保証券（ＲＭＢＳ）を含むクレジット資産など。

現実的に、このスキームにより銀行は初期損失を負担する。それ以上の発生損失において９０％を政府が肩代わりすることになる。

一方でスキームに参加する銀行はその見返りとして、政府に保証料を支払い、貸し出しを拡大するとのコミットメントを表明する必要がある。

ＲＢＳは抜本的なリストラと今後１年間で融資を２５０億ポンド増やすことをコミットメントした。そして元本価値で３２５０億ポンドもの資産についてこのスキームに参加する方針を発表。

また約２０％（２４００億ポンド）の資産についても３－５年での売却などを念頭に非中核部門に移管する方針を示した。

参加予定のスキームにおいてＲＢＳは初期の損失に当たる最大１９５億ポンドを負担することになる。

今後このような大手の金融機関のほとんどを救済という取り組みは本当に正しい選択なのだろうか。

オツカレでした。

ぽちっとしてオツカレ～

ＲＢＳ、英企業史上最大３兆円超の赤字 政府資産保護スキーム活用へ

ＲＢＳ、英企業史上最大３兆円超の赤字　政府資産保護スキーム活用へ