なぜかリハビリに効率的であることを求める弟

                             (これだけしたら終わりと思うのだろうか)うーんうーんうーん

 

例えば、お手玉を拾って箱に入れる。

しゃがんでは立ち上がるという動作のリハビリなんだけど、マットの上にまかれたお手玉を、2個、3個とまとめて掴み箱に入れていく。PTさん目目

 

「1個づつだよ。わかる?」いう私に

「めんどくさい。いっぺんにしたほうが早く済むだろぶー

「ダメ」

 

しかしやめない。

 

そーっと箱に近づき見ていないすきに箱から出してもう一度マットの上にまく。ウシシウシシ

 

「あれ? 減ったえー?」と首をかしげる弟

「気のせいじゃないかな?」と私」

 

「んー  おかしい?えー?えー?

拾う弟の後ろでさらに マットの上にポイポイウシシウシシ

 

「落ちてるの増えた!?!?

「元からそんなのだったよ」おいで

 

そして、最後の2個わしづかみ

これで終わりと満面の笑みの弟ニコニコニコ

ハイ、もちろん1個マットの上にポイウシシウシシウシシウシシウシシ

 

「まだ、1個残ってるよ」真顔

「全部終わったよ」ニコ拍手

が、なぜか視線の先に お手玉が1個あった弟。ポーン

 

「なんかしただろ。ムキーッ

「何もしてないよ。真顔

「いや、絶対したムカムカ

「してないよ。真顔

「オニムキーッ

「どうせオニだもーん。おいでおいで

 

「こんなところで喧嘩はやめなさい」と母ゲラゲラ

 

「そんなことできるの、お姉さんだけです。」アセアセアセアセアセアセ

                                                   なんてしみじみ言わないでPTさん・・・・・・・