午前中の市内観光から解散し自由行動へ。

基本的に夜までにホテルに帰れればokなので、遠くへ行ってもいいのですが市内中心部を歩くだけでも十分楽しそう。

まず市場をのぞこうという事になり、ハヴェルスカー市場へ。




思ってたよりはこじんまりした市場だったけど、美味しそうなフルーツが量り売りされてたり、盛り合わせセットがあってその場で買い食いもできちゃう。半分くらいはお土産も扱ってたりして地元の人半分観光の人半分という感じ。

そこからテクテク歩く間にもエステート劇場(欧州で最古クラスの劇場)がふわっとあったり、火薬塔と呼ばれる建物があったりとキョロキョロ。


そうこうしていると見えてきたのが、共産主義博物館。


ちょっと入り口は地味。一階にスーパーが入っている集合ビルの2階部分にある。


入って2階に上がっていくと赤い星の巨大なオブジェがお出迎え。「DREAM REALITY NIGHTMARE 」の言葉が共産主義の歴史を端的に表現してる。

この3つの言葉通り、発足当初の理想的な思想、現実の生活様式、秘密警察に代表される闇の部分の3エリアの展示になっている。




一般市民が買い物をしていた商店(品物が少なめなのが再現感高い。)




tuzex という「西側の」商品を購入出来る特殊なお店(左下にある写真は、tuzexの出口で買取りをしようとしている闇市の売人)。




7年で取り壊されてしまったスターリン記念碑の写真(スターリン失脚に伴い消えたそう)


そして、可愛らしいデザインの広報ポスター(ドライブに行こう!的なものと思われる。

他にも、当時のスパイ道具のカタログ、拷問や処刑、盗聴のモデルスペースなどnightmareな展示もしっかりあった。

あとで家人が調べてみると博物館のパトロンはアメリカの人らしく、基本的スタンスは西側なのだけど、チェコという場所柄当時のリアルな物品が目にできたのはよかった。

あと、各フロアに人が話しているビデオモニターがあって、それらは当時を知る人達の証言ビデオだった。チェコ語で話していて英語字幕なので真意は伝わらなかったけど、こういう映像はずっと保管されて欲しいと。


入場料は2500円位だけど、私的には非常に見応えのあるものだった。プラハに行かれた際は是非おすすめ。

博物館の一階にあるスーパーを冷やかしてもみる。スーパーbilla この旅で何度もお世話になるチェーン店。






とにかく肉及び肉加工品の売り場が広い。あとそれらが安い。結構太めのサラミがあって思わず買っちゃいました。

3枚目の画像の見事なかぼちゃ、品名にhokkaido と書いてあって「日本原産なの?」と。その後ウィーンのスーパーでも見かけたのでメジャーブランドなのか?






お寿司のショーケースもあった。日本の倍くらいのお値段だろうか、この小さなパックで約2000円くらい。その他雑貨類は日本とそんな変わらない印象。


レジはコストコ式の有人レジと横にセルフレジもあった。もちろんカード決済可能なのだけどとにかくtouch!と要求される。私たちはタッチ非対応カードだったのでいく先々でinsert!の応酬。

iPhoneにはウォレットでmastercardを紐付けてあるのだけど、Apple Payのマークをほぼ見なかったので使わなかった。同じツアーの方でvisa touch を入れたandroid を持った人がダメだった、とも聞いたので。

ちょっとした買い物も済ませたらもう5時近い。夕食と帰りのルートを考えながらまた旧市街を散歩です。