受傷から半月でギブスに小窓があき、足が楽になり片足生活がスムーズになってきた時期だった。
家の中では便利なグッズ達のおかげで松葉杖なく生活ができるようになった。
料理も掃除も洗濯も通常通りできる。
ただ家からは、ほぼほぼ出る事はなく、家の中で過ごした。
自主軟禁状態で半月を過ごした。
ここで問題が・・・・さていつから会社に行くかということだ。
会社側も無理しないようにと有給消化で対応してくれることになっている。
松葉杖歩行で約一時間の通勤をする自信はないし。
付き添いがいたとしても怖い。
取り急ぎリモートでなんとか私が抱えている仕事は最低限こなせている。
今の時代、PCがあって、Wi-Fiさえ通っていれば、全部ネットを通じて作業はできる。
しかし持ち出しできないような情報的なものは一切こちらに引っ張ってこれないので、できない事は多い。
まして私物のPCでできる事は限られている。
スペックも悪い。フォトショもイラレも入っていない。
で、棚卸が迫っている。
商品のカウントはスタッフがやってくれるが、その集計等の決算処理は遠隔ではできない。
まして今回の棚卸は決算月の〆の棚卸。これは無理してでも行かないといけないパターンである。
会社全体の事に関わってくる。
上司と相談の上、近所に住む同僚の付き添いでタクシーで会社まで行くことになった。
一万円以上するタクシー代を出してくれると。
ホント面目ない。
ありがたく受け入れて傷病後21日目で始めて自力移動で家から出る事になった。
結構緊張して眠れない。
今は松葉杖歩行が上手になったので、さほど恐怖を感じる事は無くなったが、この頃は無茶苦茶怖かった。
緊張しすぎて肩が凝った(笑)
会社に着き仕事し始めるとモードが戻る。
バリアフリーの場所を確認するために帰りは電車で帰ることにした。
同僚に付き添われて会社から駅までタクシー。
ホームで電車に乗るまで付き添ってくれた。
乗り継ぎ駅で知人が待ってくれていて付き添って自宅まで帰ってきた。
バリアフリーの場所を確認。次回からは1人で行けそうだ。
しかしバリアフリーの場所は不便極まりない。
乗り継ぎの場合、エレベーターからエレベーターまで100メートルくらい歩かないといけない。
健常者優先の街づくりという事を再確認した。
大勢の方を優先するのは当たり前だわな。。。。。
きっと今後、足が完治して普通の生活に戻ったらこれらの事は気にならなくなるだろう。
当事者でないとわからん事は山ほどあると・・・・・実感した。
でも経験値は高まったはず。今後はバリアフリーに協力できる人になれると私は思う。
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骨折してすぐに車イスを借りた。
知人のアドバイスでは受傷後間近は松葉杖歩行も慣れてないし、万が一また転けて再受傷したらえらい事だし、松葉杖歩行を舐めたらアカンと。
あんなもので100メートル歩くのも大変なんだから移動で車イスが必要になることがあるから借りておいた方がいいと。
いやいやそんな大袈裟なと思ったのですが、いざ借りてみると遠出する時や長距離移動の時は便利でホント助かった。
人に押してもらうと早いし、自分でも足でこげば楽々移動できる。
手で車いすを動かすのは無理でした(笑)あれは難しい。訓練しないとできない。
でも外で車いすがあって、何かあった時にすぐに座れるという安心感もあるし、押してもらえる人がいれば、松葉杖移動よりも体力の消耗が著しく少なくなる。
これは便利で借りておいてよかった。
押してもらえる環境であれば借りておくと重宝します。
ダスキンで一か月4,000円安いものだ。今で二か月目借りている。
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あともう一つ便利なのは作業イス。
骨折後、買ってよかったナンバーーーーワンです。
これがないとホント何もできない。
これで移動すれば両手が使えるから洗濯も料理も掃除もできる。
動くから座る時に若干、転倒の恐れがあるので危ないけど、動くからこそ楽になんでもできる。
気を付けて乗れば、家の中で松葉杖は不要となる。
これを骨折後5日で購入したので、もう一か月以上、家の中で松葉杖はついていない。
無くてはならない今は私の中では一番必要なものになっている。
モノタロウで買うと翌日に届く。7,000円弱。
座高が高くなるし、背もたれがあるのでこれにしたけど、もっと低い普通の丸いキャスター付きのイスでもいいと思います。
これらのキャスター付きのイスのレビューを読むと何人かは骨折の時に役に立ったと書いてあります(笑)
私は骨折経過を書いたブログを読みあさり、これを買っている人がいて、「これ!いる!絶対欲しい!」と思って即座にネットショッピング
なので骨折して不自由している方の目にとまり少しでもお役にたてばいいのですが・・・・・