傷病8日目、通院日です。


まだまだ腫れて皮膚色は黄色から真紫のグラデーション・・・そして痛い。
これはまだギブス無理かなと思いつつ、病院へ。

おじいちゃん
あ~~~まだ腫れてるねぇ~・・・・・では今日ギブス巻きますね~

お母さん
えっえっ(^_^;)巻くんだ・・・まだ腫れてるけど大丈夫ですか?

おじいちゃん
ん~ん~ダイジョブ!


という事でギブスの準備。

今時のギブスって石膏じゃない。
病院勤めしていた現役時代はギブス=石膏だったんだけど、今の医学は進んでます。
今回、弾力ストッキングを履いてちょっとしたフワフワな布を巻き、その上から水でぬらした包帯状のものを巻いて、ちょっとあったかいなーって思ってたら、数分でカッチカチに固まる。

プラスチック的な樹脂的な感じの軽いギブスでした。


巻いた途端に安心感が倍増。

ちょっとぐらい足をついても痛くないし、歩く時の安心感が半端ない。

いっきに全身の緊張が取れた感じだった。
ギブスって神。照れ

と、思えたのは数時間ガーン

帰宅してしばらくするとギブスがきつくて足が痛い。

骨折の痛さとギブスの締め付けで苦痛倍増。

これは慣れるものなのか?
腫れが引けば、ギブスの締め付けは緩和されるハズなので、時間薬だろう。と思って、夜は痛み止めを飲んで寝て、昼間は韓流ドラマで気を紛らす。


ギブスの様子を見たいとの事で明日も通院予定。

痛いと訴える滝汗

今のところ足指の色も正常でシビレもないのようなので、しばらく様子みて、それでも痛かったら少しギブスをカットして緩めましょうと様子観察となった。

もちろん私もそれでいいと思った。

腫れさえ引けば痛みはひくはず・・・と思っていたから。

でも締め付けは全然なくならず痛い。ギブスがあたっている足の甲だけが痛い。
これは腫れのせいではない。

これだけ痛いのは足の形とギブスの形が合っていないのだ!!

 

2日間我慢したけどどうしても耐えれず、病院へ。

中心部に一本だけ切れ目を入れてくれた。


先生、、、結構不器用な手技でこちらを不安にさせる。
切れ目に自分の爪を入れて開こうとする。

 

そんな爪入れたくらいでひらくものなのか???

こんなにカッチカチのギブス、そんなの無理でしょう。
なんか開く器械があるんちゃうの???

 

と心で叫んだら、看護師さんが見かねて開く器械を持ってきてくれた。
開くために切れ目に器械入れようとするけど入らない。四苦八苦チーン


見ていられない私・・・

切れ目だけでも若干、楽になったような気がしたので、自分からこれで様子みると言ってしまったのです。


待合室は診察を待つ人で溢れかえっている、これいつまでもやってたら大変と、要らぬ心配をしてしまったのだ。

そしてまた3晩耐えた。

やっぱり痛い。

毎晩痛み止め飲んでたら体の免疫が下がる。

 

再度病院へ。。。。先生。。。。もう耐えれません。足の甲がむっちや痛いです!えーん
足が壊死して死んでしまうかもです。と脅かした。


で、足の甲部分に小窓が開いた照れ

一瞬で楽になった。

もっと早くやればよかった。

一週間も我慢する必要はなかったと後悔。


はっビックリマークと気が付いた、あっこれが私の典型的なパターンだ。
我慢癖がある。

 

もちろん我慢が悪いと私は思っていない。

耐える力というのは社会では必要だし、私はこれを武器に今まで生きてきた。


しかし度が過ぎると、自分を守る為の武器が、自爆の手段になってしまうのだ。


私はこのパターンを「シンデレラ症候群」と勝手に呼んでいるのですが、我慢していれば王子様が迎えにきてくれるという思い込みが、このパターンを作っている。※私の場合はです。


小さい頃から、辛く厳しいイキザマの美女(笑)に憧れをいだいていた部分が多々ある。
ドラマ赤いシリーズとか(笑)まぁ昔のドラマや漫画、映画はすべてこのパターン。


今時のラブコメなんてなかった。

陰湿で苦しい厳しい現状に耐え、健気に生きている主人公は最後に幸せになるという結末の王道ドラマは私の血肉に沁みついてしまっているわけです。

そんなわけねぇ~よと今なら思えるのですが、未来に可能性を感じている若かりし頃は無意識で薄幸に憧れ、そこから幸せになる夢をみたわけです。

その頃のおかしな思い込みがまだまだ私の血肉に残っていたと実感した。


心に誓った・・・・・

もう何も我慢するもんか!もう人生の折り返し地点はとうに終わっている。

あとは走りきるだけ。我慢は大敵!
楽に楽しく過ごせるベクトルに舵をきってやる!と思ったわけです。


まぁこの20年はその呪縛からも溶けて、基本的には自分の好きな事をして過ごして不平不満はほとんどない日々で結構、楽しく暮らしているのですが、まだ欠片が残っているようで、それを気づかせてくれた事象でした。

ギブスに小窓が開いた夜、久しぶりに痛み止めを飲む事もなく、ぐっすり眠って爽快に目覚めてわけです。

そこから今まで痛み止めは一切飲む事はなくなった。

さて今日の骨折のお役立ちグッヅ


足が濡れないようにするカバー。これはお風呂に入る時に絶対いる。
はじめはビニール巻いて入っていたが、シャワーだけでも濡れている。そして滑る。危ない。

 

もちろんギブスをしている間は浴槽には浸からなかった。
万が一こけたら怖いから。シャワーのみ。


このカバーがきてからは長時間シャワーを浴びていても一切濡れない。

安心してシャワーを浴びてられる。ギブスを濡らすと大変な事になるので、これは便利でした。

私が買ったのは↓これ。

一切、水が入らないし足が痛くても着脱がめっちゃ簡単。