結構早食いなワタシ。
小さい頃はそうでもなかったが、病院勤めをして救急に配属されていて以降、めちゃ早食いになった。
食べれる時に食べておかないと食いっぱぐれるからだ。
そんな生活を10年以上やると自然に早食いが身についてしまった。
病院を辞めても、今だ食べるのは早い。
食べるという行為を楽しむという感覚が10数年の経験で削がれた感じなのだ。
美味しいものを食べるというよりは物理的にお腹を満たしてエネルギー源として使う。
そんな感じなので、省エネ体質になっている。
少しの食べ物で結構動けるし、体格もいい(笑)
小さい頃は好き嫌いなく、残さずキレイに食べる良い子だった(大人からみたら)
大人になり分別が付き、思考できるようになったら好きじゃ~ないものを無理に食べる事をしなくなった途端に食べ物の好き嫌いが増えた(笑)
大人になって、嫌いなモノが食べられるようになったというタイプとは逆だ。
口にしたくないものは、口にしない。
まず辛いもの、苦いもの、しょっぱいもの、甘すぎるもの、香辛料がたくさん使われてる料理(特にパクチーは嫌い)
アジンアン料理は軒並みダメです。カレーは日本風でないと食べれません。
あっラフランスも苦手です。トイレの芳香剤の匂いがする。
コンビニ弁当、インスタントラーメン的なのも気持ち悪くなります。(なんでかわかりません)
とにかくメリハリのある刺激のある食べ物が苦手。
基本、うっすら味のものが好きです。
カラシもワサビも生姜も辛み大根も頑張って食べるけど、本当はあまりいらない。
お寿司もワサビ抜きにしたいぐらいだ・・・・・
でもがんばって大人のフリをしている(笑)
さび抜きとわざわざ言うのが面倒というのもある。
ホント好き嫌いが多い大人ですが、私的にはやっと自分の味覚、身体が美味しいと思う食事を無理ない量で取り入れる事ができる自由を得たという感じです。
要するにお握り(米)を食べていれば満足なんですよね。
食事を粗末にしない、出されたものは食べるという常識が身についてて、食べたくないものを口にしていた幼少時。今から考えると給食の牛乳も飲みたくなかったように思う。でも飲んでた。
先だってのニュースで給食を無理やり食べさせて嘔吐した小学生の事が報道されていたが・・・・
私も食べたくない給食の食材をランドセルに入れて、カビガビになったカビだらけのパンが何個も出てきた事がある。そっ~と駅のゴミ箱に捨てておいたけど。
現代の食育は嫌いなものは無理に食べさせないというのが主流になってきているらしい。
しかしまだまだ自分(大人)の価値感を押しつけている大人を見る。
先日、入ったお店の隣の席の親子の会話を聞いていて「あちゃー・・・まだまだあるんだ」と思った出来事があった。
「早く食べなさい」「残さず食べなさい」と追い立てるような食事をさせているお母さんを見た。
もちろん落ち着きの無い集中力のないお子さんだったので、言いたくなる気持ちもわかる(笑)
昨今「食事の内容」に神経を使う人はたくさんいる。
例えば、栄養バランスはもとより、無農薬・有機栽培、無添加、グルテンフリー、電子レンジを使わない安全な調理など~には関心が払われるけれど、「食事に向かう姿勢」はあまり言われる事はない。
姿勢と言っても食事マナーというような難しい事を言っているわけではない。
複数で手作りの料理をおおらかに、ゆったりと、和やかに食事を愉しむ感覚を身につける。
そういう体験をする事で大人になってからの精神の成熟に役に立つような気がするのです。
しかし昨今独身が増え、家族があっても共働き等の現実を踏まえると、どうしても子供だけの個食も仕方がないでしょうし、私のような独居だと、大人個食も多いのが現状だろう。
まぁそういう事は仕方がないとしても、給食を無理に食べさせるのはいけませんね(笑)
食べれない子供を休み時間になっても居残りで無理に完食させる行為はホントアカンです。
食欲というのはとっても個人差があります。
みんな同じ総量を食べるだけの食欲というのはありえませんし、体調でも変わってきます。
それをみんな同じ量、同じ速さで食べさされる学校教育。。。。食事が辛くなります。
「早く食べなさい」
「残さず食べなさい」
私的には嫌いな嫌な言葉です(笑)
しかし「無理に食べなくていい」イコール「残してもいい」という事には繋がりません。
私達はイノチをいただいているわけです。
そのイノチを残し無駄に破棄するのはどうかと思うのです。
ちゃんと頂くイノチに成仏していただく。
それが感謝を持ってイノチをいただくという事なんだと。
無理に食べなくてもいいだけど残さない
残さない為の配慮ができる知性を持つ。
残さない量を作る、
残さない量の物を注文する。
そして完食したとしても、無駄に・・・・必要以上に欲望の赴くままに貪り食う事を控える。
健康の為に、無添加で安全な食材にこだわり、ジャンクなものを避ける食事もいいが、この食材を無駄にしないという基本を押さえた上でこだわりたいもです。
私達のイノチを繋ぐ為に、他のイノチをいただくのですから。
私は量を食べる事ができないので外食をあまりしません。
それでも外食する時には残さず食べきれる量を注文するようにしている。
そういう調整が個人でできない旅行の宿泊先での食事をする場合には、朝から自分の体を調整して、食べれる隙間を身体に作る準備をする。
朝を食べず(元々食べない)昼は早めに軽めにして夕食に臨む(笑)ホント大変です。
でもそういう事を心がけている。
イノチへの感謝を行動で示すために・・・・・