先日、東海道新幹線の車内で火災があり、大変な事故になったニュースが流れていた。


さすがに日頃、テレビを見ないのですが、久方にニュース番組を見た。


男性が走行中の新幹線の中でガソリンをかぶって焼身自殺。


同じ車両に居て、巻き込まれて亡くなった方がいた他、煙を吸った事による一酸化炭素中毒で入院している方が多数いると言う事らしい。


この事件に対しての見解は色々あると思います。


私も大馬鹿野郎の親が鉄道自殺して、多数の方にご迷惑をかけている手前・・・・湧き出てくる思いはある事は確かです(^_^;)が、今回、それは置いといて・・・・・


報道各社の記事を読んでいると、安全神話崩壊的な内容ばかり、東京オリンピックに向けた安全対策を早々に高じないと大変な事になる的は記事が目につく。


そして国やJRも安全対策に対して動こうとしているようだ。


手荷物検査とかいうバカげた対策まで上がってきているようだ。


しかし・・・・

私が一番初めに、この事件の内容を知って感じた印象が、報道とまるっきり反対だった。


人の数だけ現実が違うのだよな~と、改めて感じた次第です。


どう思ったのかと言うと・・・・


「すんげぇ~日本の鉄道!!ヽ(^。^)ノ」


と真っ先に思ったわけです。


ガソリンをまいて火をつけたのは運転席の真後ろの車両デッキで・・・・


映像ではベロベロに内装が溶けていて、近くに座っていた乗客の方の荷物が黒焦げ状態だったにも関わらず、外装自体の見かけはあまり変わらない。


若干、車体の屋根部分はすすけてはいたが・・・・・


当該車両を空撮した映像を放送でみた時、ちょっとしたボヤなのかな???と思った。


しかし事件の概要が報道されるにしたがって、ガソリンに火をつけて一気に燃え上がったと・・・・


ボヤじゃ~ねぇ~し。。。((+_+))


真後ろで燃え上がったにも関わらず、運転席まで延焼する事なく、ガソリンで放火された車両が・・・・・数時間後に自走可能で小田原駅まで走った。


防火対策・・・・できてるんじゃ~ねぇ~の???と。


まして、3時間後には全線運転再開をした東海道新幹線。


安全神話崩壊とか書かれてましたが・・・・・んんん?私は反対の事を思った・・・・


安全神話は神話ちゃうよな~と。


「安全確定!!!です」


と言いたくなりました。


安全神話とは「確実な証拠や裏付けがないにもかかわらず、絶対に安全だと信じられている事柄」


基本的に考えて絶対の安全なんてこの世の中にはない。


しかし大難を小難にするのが、安全対策。


鉄道に限らず、日本の公共機関って基本は安全対策できてるように私は思うのです。


心配性で恐れが強い日本の国民性ならではなのかな~と。


そして生真面目で道徳心を小さい頃から教育されている国民性も幸いしていると・・・・・


乗務員の方もあの状況で、消火活動と救助活動を分担してしっかりと行動されていたように私には見えましたし、乗客の方も騒がず、表に出る事もなく落ち着いていた・・・・


報道では運転手の方も煙を吸っていたらしいのですが、とりあえず新幹線を小田原まで動かしてから、念のため病院に行かれたようです。


これだけの少ない情報だけですが。。。私は日本の鉄道すげぇーと思ったし、日本民族のマンパワーすげぇ~なんて思ったのです。


亡くなった方がいるので、そんな事を言えないのはもちろんわかります。


しかし事件が起こったら、事件を起こした人ではなく、起こった場所の安全対策の問題にする報道がどうも腑に落ちないな~なんて感じてしまうのです。



メディアがこれだけ、新幹線の安全対策について大騒ぎしている意味がよくわかりません。


だって・・・・問題はJRじゃ~ありませんよね。


火をつけた人が問題なだけです。


たまたま新幹線の中と言う事であって、例えばデパートや地下モール的な商業施設に火をつけて引火、延焼したら、もっとたくさんの犠牲者が出たかもしれません。


問題は場所ではなく、火をつけて自殺したおっさんの問題。


ただそれだけ。


問題がすり替わっている日本メディアの思考回路が反対に怖いですよ。。。。私は。


問題を自殺したおっさんという個の問題にしてしまうと世論は見向きもしないでしょうが、公共性があり、多数の人が関係する側の問題にした方が世論は振り向く。


なので注目してもらえるような情報にしてしまうのでしょう・・・・かね??


ただ見ている方の問題もあるでしょう。


これも両側面。

お互い様。。。(笑)


お笑い芸人が自分の出産シーンの一部始終を撮影して、放送する事に対してネット上で炎上しているようだが・・・・


批判している人は知らないのだ・・・・騒げば騒ぐほどテレビ側は美味しいと言う事を。


これだけ炎上すれば視聴率は上がるに決まっている。


出産する芸人の旦那は放送作家・・・・話題になればなるほどオイシイわけですよ。


パッシングしている人はまんまとこの放送作家の戦略にはまったのです。


世間の動かし方をよく知っていると言う事なのでしょうね。


なので・・・情報と言うのは流す側と受取る側、両方で作っていくと言う事なんですよね。


当たり前の事ですけど(^_^;)


テレビやネットの中の言葉は軽い。
注意力がなくなり、なんでも好き放題で垂れ流し・・・・


私もこうやってネットで喋っている当人としては耳が痛い。


言葉には魂が宿ると言われている。


なので吐く言葉は大事にしなければいけない・・・と、私は思っている。


まだまだ知恵が浅いので、なかなか吐く言葉を「言霊」と言う域まで持っていけてない。


でも、そこに近づけるように、努力して自分の魂の中の言葉を紡いでいきたい。


池田晶子さんはメディアの言葉について下記のように書いている。







言葉は、それ自体が、価値なんだ。


だから、言葉を大事に生きる事が、人生を大事に生きると言う事に他ならないんだ。


これは本当に大事な事を言っているんだよ。


君は、言葉なんて誰でも喋れるし、新聞もネットも世の中は言葉だらけだし、そんなものがどうして大事なのかと思うだろう。


だからこそ、なんだ。


お笑い番組でタレントが下品なギャグを喋りちらしているのを聞いて、君は、大事なことを聞いた、と思うかい?


だらしない大人たちが自分の悪行を厚かましく言い訳してるのを聞いて、なんて美しい言葉なんだと思うかい?


ああいう人々が下品であり厚かましくもあるのは、彼ら自身が話している言葉通りじゃないか。


言葉がその人そのものじゃないか。


下品で厚かましい人生を生きる事が、どうして人生を大事に生きている事になるだろう。


だから言葉は大事にしなければならないんだ。


語る言葉の一言一句が、君という人間の品格、君の価値なんだ。


ネットでおしゃべりする時には、うんと気を付けてするがいい。


くだらない言葉を書き散らすほどに、君はくだらない人間になる。


君の人生は価値のないものになる。


それは、せっかく持っている宝石の数々を、それと知らずにドブに流しているようなものなんだ。



14歳からの哲学より




耳が痛いですね。(^_^;)