デング熱の続きを少しだけ。
昨日も書きましたが、デング熱は人から人へは感染しません。
あくまでも蚊が媒介します。
蚊がウィルス保菌者の血を吸うと、蚊の体内でウィルスが増殖して、次に刺した人に、あの痒くなる成分を注入した時、一緒にデング熱ウィルスが侵入して来るんだとか。
で、刺されてデングウィルス保菌者になった人は4日から1週間程度で発症するケースが多いらいし。
またウィルス感染があっても発症しない事も多く、また発症しても風邪やインフルエンザ程度で終わる事がほとんど。
重症化するのは数パーセント。
重症化して死に至ると言うのはどんな感染症も可能性としては同じだ。
夏風邪しかり、インフルエンザしかり、マイコプラズマ肺炎しかり・・・・・風疹しかりです。
元々何か持病があったりと、色々な要因が重なり重症化すると言うのはデング熱に限りません。
デング熱を特別視する必要はどこにもない。
何度となく書きますがインフルエンザレベルで予防すればOKです。
蚊が病気を媒介する・・・・・
日本ではあまり聞きなれない情報のように思えますが、世界で一番人間を殺している動物は「蚊」です。
年間70万人以上の人が蚊に刺されて病気になりイノチを落としているのです。
さて・・・・2位はどんな動物でしょうか?
世界で2番目に「人」を殺している動物・・・・それは「人間」です・
年間45万人
この数字にも驚きます。
で、3位が「ヘビ」で5万人。
「蚊」ダントツですよね。
殺傷能力強すぎです。
日本が世界のスタンダードだと思っている人はいないとは思うのですが、この生活が当たり前に慣れ親しんでしまうと、ちょっとしたアクシデントに振り回さ、情報に踊らされる事になります。
しかし蚊が媒介して病気に罹り死んでしまう人が年間72万人以上ってすごいですよね。
「マラリア」と言う病名の認知度は高いですが、他にも聞いた事がないような感染症がたくさんあるようですね。
昨日、聞いた話では、代々木公園で開催予定のイベントがたくさん中止になっているらしいです。
ちょっと不安神経症国家になってきていますよね。
日本民族の恐れの強さは天下一品です。
ただそれは最大の武器とも言えますので、その「恐れ」や「不安」を武器に、これだけ安心して暮らせる社会をみんなで作り上げてきました。
防衛本能はピカイチです。危機管理能力もすぐれています。
しかし今回の騒動は傲慢過ぎや~しませんかね(・_・;)
エゴが悪いわけではありませんが、恐れが強すぎて常軌を逸しているように感じます。
なんかね~この反動が怖いような。
傲慢さ、自分勝手さを戒めるような事が起こらないように祈るばかりです。
あるサイトで見たのですが、閑散とした代々木公園近くの広場で、くつろいでいる人達に話を聞いたという内容が掲載されていた。
セネガル人の男性は「アフリカのマラリアに比べたら対した事ないさ!」と。
半袖半ズボンでサイクリングするおじいさんは「僕の格好がどうのこうのより、この間の定期検診で病院に行ったら妙な風邪うつされちゃって10日間ダウンよ。蚊より病院の方が危なくない?」
ナイス!いいね!ですね。
その他にもデング熱騒動で人が消えた公園内で、デング熱に感染しても気にしないような楽天家たちが公園で人生を謳歌してシェスタっている。
そういう「ゆるさ」って大事だな~と考えさせられました。
このゆるさから自分にも他人も「なんちゃない」と言える優しさが生まれるのだ。
私はこういう問題が起きた時に必ずと言っていいほど出てくる「陰謀論説」は興味はありません。
ただ現実を見ると、やはり病気に関して言うならば、病気が増える事で利益を得る企業があり、必ずそこには利権が絡む。
大きな製薬会社に勤めて、薬剤の治験グループに加わっていた友人がいるのですが、データー改ざんと言うのは普通にあるそうです。
製薬会社にとって一番優先されるべき事は新薬が承認される事。
なのでその為のデーター改ざんは「悪」ではない。
それに耐えれなかった彼は数年後にドイツ赴任できると言う昇進話を蹴って退職したと言う経緯があります。
メディアはデング熱感染による不安をあおる事はしても、虫よけスプレーに含まれる[ディート」の危険性を視聴者に伝える事はしません。
だって企業はテレビ界のお財布です。要するにパトロンですから、パトロンを怒らせるような事はしないのです。
虫よけスプレーを販売している大手企業のサイトにディートについての注意書きがあります。
虫よけスプレーは6か月未満の乳児には使用禁止とはっきりと書かれています。
乳児に使えないものを幼児に使えますか?
いつまで乳児で、いつから幼児なんでしょ?
生後6ヶ月以上と書かれてますが、生後6ヶ月で使えないものを生後9ヶ月で使えますか?
3ヶ月の違いはなんなのか?私にはわかりません。
まして代々木公園を封鎖までして、あんなに大量に殺虫剤をまいて、生態系がどうなるのか。
人間の都合で「蚊」が悪だと言う事で殺虫剤をまく事で、テントウムシもカブトムシもセミもミミズもみんなみんな死んでしまいます。
ぜーーーんぶ死滅です(-.-)
そこまでして「蚊」を駆除する行為がなんか解せない私です。
あまりにエゴイステックな行為に居たたまれなくなります。
私達が病気になるから、あんた達全員死んでしまえ!!
と言う事ですから。。。。。
そんな事、言って私は肉も魚も食べます。
でも気になるんですよ。どうしても思ってしまうのです。
代々木公園の生物は全滅だ~って。
どうも2連続投稿しているぐらいに私は今回の騒動が心に引っかかって仕方がないのでしょうね。
昨日も書きましたが、蚊は越冬できません。
また来年の夏にデング熱が出るかもしれませんが、とりあえずもう少ししたら終焉します。
落ち着きましょうよ・・・・ね(^'^)
比較しても仕方がありませんが、人はどうしてもこうも新しい情報に惑わされるのか?
一昔前までは放射能汚染でした。
福島第一原発の放射能漏れは終わったわけではないのに、流行が終わったかのような扱いです。
そして次の獲物はデング熱。。。。そんな感じです。
海には汚染された地下水が流れ込んで海を今も汚し続けています。
私もそれを忘れて普通に生活しています。
頭と心と体がバラバラです。
矛盾の上に私の生活が成り立っているのですが、言わずにおれない今日この頃です。