通勤時、乗り換える駅にある立ち食いソバ屋さん・・・・・


そのそば屋の前を通るのは7時50分くらいなのですが、いつも人がいっぱい。


ほとんどが男性なのですが、今日は女性が一人いました。


その女性、ソバの上に乗っかっている天ぷらをかじってた(^_^;)


きっとこの女性は消化力があるんだろうな~
朝の7時50分に天ぷらを食べると言う脅威の消化力・・・・


うらやましい・・・(-.-)なんて感心して前を通りました。


私はもう何年も前から朝食食べない派です。


「食べない派」と言うよりも「食べられない派」です(笑)


それでも食べないようになるまでは、なんとか無理してでも食べていました。


毎日、胃腸の具合が悪く・・・・胃が痛い、重い、胃の裏の背中が辛い・・・


そんな状態でもなんとなく食べないといけないような思い込みがあったのです。


お腹がすくと言う事に・・・なんて言うか・・・・うまい具合の言葉、表現が見つかりませんが・・・・


そうですね~
お腹がすくと言う事に不安感を覚えると言う表現が一番近いのかもしれません。


極端に言えばお腹がすく事がよくない事のような感じでしょうか??


なのでお腹がすかないようにと、食べたくもない時間に食べていたのです。


「朝食はしっかり食べるべき」


恐らくこれは作られた思い込み。


私が半日断食をしょうと決めたきっかけは、仕事で行った先のイベントで見た「不食の時代」と言う映画でした。


その映画を見た翌日から毎日半日断食が始まりました。


2010年9月からです。それからもう3年以上の時がたっています。


半日断食と言うのは、夜ご飯から16時間~18時間の間、モノを一切食べないと言う事を毎日行います。


水分はOKです。


なので例えば、20時に夜ご飯を食べたとすると、理想的には次の日の14時まで固形物を身体に入れないと言う事です。


西式健康法の一つになります。


今ではこれが当たり前になっていて、基本夜ご飯を食べたら、その後は翌日の12時を過ぎるまで、一切固形物を取りません。


この半日断食は私の身体にはとっても合っていたようだ。


これを初めてからすこぶる体調がよくなった。


さて、この映画の内容を簡単に言うと食べずに生きている人たちのドキュメンタリー映像です。


ただですね~この映画は特別な人の極端は話ですし、宗教的すぎる表現もあり万人向けの映画ではありません。


登場する人々は、筋ジストロフィーや膠原病、潰瘍性大腸炎、甲状腺ガンという様々な難病を「西式甲田療法」によって乗り越えてきた人のお話です。


お話の中心になっているのは、自ら不食と言う道を選び健康を手に入れた人たちです。


特に強調され描かれているのは、一日青汁を一杯飲むだけで15年間も生きていると言う女性。


彼女は1万人に一人の難病に悩まされ、現代医学に見放された。


で、甲田医師に出会って西式甲田療法を実践。

断食や生菜食によって克服。


それ以来、小食健康法を自ら研鑽し、一日青汁一杯と言う生活に至ったというわけです。


摂取カロリーは一日たったの60キロカロリー。

例えばコンビニのおにぎりは1個200キロカロリー程度。

60kcalと言うのがすごい数字なのがよくわかりますよね。


若干常軌を逸していると思えるのですが、その女性の身体代謝構造が何かのきっかけで変化してこの方法が一番健康でいられるチャンネルになってしまったのでしょう。


普通なら餓死です。


特別な人の特別な選択である。と私は思うのですが・・・・


これも人間の身体の神秘の一つであり、誰にでも起こりうる可能性の一つだと感じるのです。


別に私は青汁一杯で生活したいとは思ってはいませんが、できるだけ気持ちの良いカラダでいたいと思うのは確かです。


しかしこれが正解でもないし真実でもない。事はよくわかる。


だって世界中には飢えて死にかけている人がたくさんいる。


この理論で言うと、この飢えている人がすべて健康だとなってしまうが、実際の現実はそうではない。


皆、栄養失調で死んでいく人も多数いる。


だから不食が健康になると言うのは特別な事である。


多分、彼女は不治の病が治るほどに免疫力があがっている事実から見ると、人体が緊急事態と判断して火事場の馬鹿力を出している状況なのかもしれませんね。


元々人は食べなくても生命維持が可能な、未知なる機能が潜在的に備わっていて、病気がきっかけでその機能がスイッチオンされたと言う事なのでしょう。



野生動物は傷を負ったり不調になった時に、何も食べずにいるという。


断食によって「消化酵素」が節約され、体の浄化や修復の働きのある「代謝酵素」に振り分けられ自然治癒力が高まるのだという。


「断食療法」は自然の摂理にかなった健康法と言えるのはこういう背景からなのですよね。


だからと言って、その機能がONになっていない人が不食を実践すると恐らく餓死してしまうでしょう。


私も死んでしまう。


しかし可能性として人は食べないと言う選択もあると言う事がよくわかった。


この映画を見て、目が覚めたのです。


人は食べないと生きていけないと言う常識から目が覚めた。


食べないと健康になれない。
食べないと死ぬ。


この常識は常識ではない。

無理して食べなくていいんだと思えた。


朝食を食べなくなって気が付いた事。


☆お腹がすいてもなんちゃない。

☆お腹がすいている方が気持ちいい。

☆食べない方がカラダが軽く気持ちも軽い。


そして一番、目からウロコだったのは


「食べないといけない」


これがものすごい呪縛となっていた事を実感した。


洗脳と言っても過言ではない。


親や社会が刷り込んだ、作られた思い込みだったんだ・・・・


カラダが欲していない時は食べない。

これに徹した。


時間が来たから食べるのではなく、お腹がすいてから食べる。


これを実践するだけでも、身体は気持ちよく、心地よく感じる。


自分の身体感覚に正直に行動する事がこんなにも気持ち良い事だったと気づいたのです。


しかし、、、、これだって個人差があるでしょう。


私は3食から2食の半日断食を開始したのは、映画を見た翌日から完全半日断食をした。


カラダを慣らす為に食事量を減らしながら半日断食に移行すると言う期間が全くなかったのです。


急激に食事量を減らしても何の苦痛はなかったし、どちらかというとカラダが軽くなって体調がよくなった。


これはきっと特別な反応の部類になるのだと思います。


私の身体は、それぐらいに食べる事が苦手な体質だったのでしょう。


食べる力がない=生命力がない


とも言えるから・・・・(^_^;)

人並みに食べないといけないと言う思い込みから体調を崩していた。


なので・・・食事量を極端に減らした途端に具合がよくなった。


ちゃんと消化力のある健康な普通は違うのかもしれません。


お腹がすいて具合が悪くなるやもしれませんので誰でもすぐに半日断食をしたら健康になれると言う事でもないと思います。


ただ体調を崩している人。。。。病院に行くまでもないが、なんだかすぐれない。


病院に行っても異常がないと言われるけど、具合が悪い。


例えば口内炎、頭痛、胃痛、肩こり・・・・慢性疲労など、その辺りは食事量を減らす事で改善する可能性が高いです。


そういう場合には、極端に翌日から朝食を抜く方法ではなく、朝は野菜スープ、スムージーなど消化力がいらないようなドロドロ食にしてカラダを慣らすのがいいでしょう。


で、できるならばいつもの一日の食事量の1/3を減らしてみると、途端に具合がよくなるケースもあるようです。


もちろん・・・・

早く寝るなどの規則正しい生活をする事。


イライラしない。

怒らない・・・・そういう事に気をつけたながらと言うのが条件になりますが(笑)


健康になるのは簡単です。

しかし健康になる為の生活をするのは難しい。


だから健康になるのが難しいと論理になってしまうのでしょうね。