お正月三が日の最終日、有楽町新幹線線路脇の建物が火事になり、新幹線が半日運休になった。


大型連休の最中の新幹線の大幅な運休は致命的。


私もその渦中に掘り込まれた。


新大阪から東京に向かうため12時40分の指定席を確保していたので、のんびりと余裕で新大阪へ。


駅に着いたら目が飛び出た!Σ( ̄ロ ̄lll)


今まで見たこともない光景が眼前に広がっていたのですよ。


券売機もみどりの窓口も列の最後がどこだかわからない状況。


中央改札口なんて、、、、

乗客と報道の人が乱れに乱れまくり。。。。。

罵声、怒号が飛んでいる状況におののく私。


東京で何かアクシデントがあったら関西弁で乗り切れるのですが、場所は新大阪ですからね(笑)


ほとんどの人が関西弁ですから・・・・・条件は同じです。


関西弁で乗り切る事はできず、、、、

あとは自身の突破力です。


情報収集力そして厚かましさも大切です。


はじめはジッと状況を見ながら待っていたのですが・・・・・どうもこうも埒があかない。


運休本数も時間が経つごとに増えていくし。。。


私が乗るはずだったのぞみ20号は、出発時刻を過ぎていても、どこにいるかもわからない。


もしかしたら博多を出発していない可能性が高いと駅員は言う。


駅員に聞く事すら長蛇の列に並ばないと聞けないのだ・・・


12時過ぎくらいから新幹線は徐々に動き出したがこれだけの人を捌くのは無理。


今日一日で捌ける量ではない。


帰るのをあきらめて明日にした人も多いようだが・・・・・・


紆余曲折あり・・・・

タイミングよく私は2時間後の全席自由席という臨時列車に乗って、座って帰ってきた。


たくさんの人が立っていたが・・・・・

それでも帰れるだけいいと言う声も聞こえてきたほど、帰るのが困難な状況だったのです。


私もこれは在来線で帰るしかないのかな~なんてすごい無謀な事を考えたほどだ。


しかし在来線を乗り継いで帰るにしても・・・・

どうやって乗り継ぐのか全くわからない。


こんな時にはスマートホンがあれば便利ですよね。


でも、みんな持っている。

なので誰かれのう捕まえて調べてもらう事ができる。


誰にでも声をかける事ができる、根性が座ったおばちゃんはとっても楽に生きる事ができるから便利。


さてこういうアクシデントの時に人はどう動くのか、そして自分はどういう選択をして行動するのか・・・・


内面の動揺感などを観察していると、自分のパターンを思い知らされたりして結構、私的にはとっても面白かった。


立ちっぱなしだったし、寒かったから疲れたけど・・・(-.-)


ああいう時ってタイミングを掴むコツみたいなものを習得するよい場面なんだと感じた次第です。


ガンガン突っ込んでいく人、能動的にジッと我慢し続ける人・・・・いろいろです。


私ははじめの一時間程度はウロウロと状況把握に努めて、現状把握ができてから、自分がどう行動するのかを決めて、突っ込んでいった・・・・


まぁそれでも30分くらいはホームに並んだ。


ジッと状況把握している時は不安が一杯よぎった。


こんなに能動的に良いのか・・・

もっと突っ込んだ方がいいのか・・・

で、その不安な気を紛らわす為に色々な人に話かけた。


話かける人は複数で待っている人の方がいい。


一人の人に声をかけても話が弾まないのだ(笑)


おばちゃん二人組、若いカップル、幼児を連れた若いカップル・・・・


私が持っている情報と相手の情報を足して二で割って最前の方法を模索して、みんなでホームを移動。


こういう時、一人じゃないってありがたい。


見ず知らずの人たちの集まりでも一致団結度合は和気藹々とするもんだ。


「子供達だけでも座れたらいいね~」「はい!!座りたいです(^o^)ゞ」と言う会話をしながら・・・・・電車を待つ。


偶然にもあまり人が並んでいないホームに並んでいて、そこに全席自由席の新幹線が入ってきた。


向こう側のホームはすごい人が並んでいた為、人がいないホームに並んでいるとむちゃ不安になってくる。


人て不思議で、人がたくさんいる場所の方がなんだか安心するんですよね。


でも、お互いの情報を照らし合わせると、やはりこの24番ホームに並ぶのがベストだと結論が出たのでそのまま並びつづけた・・・・


皆、これでいいのか不安なのだけど、仲間がいると大丈夫大丈夫と声を掛け合う事で不安が解消されるから不思議。


だってね~駅員ですら何もわかっていない様子だから自分で判断するしかない。


やはり話するって大事。

黙ると不安になる。


ほどなくして24番線ホームに全席自由席の新幹線が入ってきた。


で、余裕で座れた。


子連れの若い夫婦は「最高の新幹線が来た~」と旦那が大喜び。


そりゃ数か月の子供を連れて、嫁は二人目を身ごもっていて、実家からたくさんの土産を持たされて大荷物、東京まで立っての移動は難しい。


そんなこんなで2時間半ぐっすり寝て帰ってきた。


色々と勉強になった。


やはり人って大事。


一人で生きていけない

そういう事を実感した。


些細な出会いですが、ありがたかった。


特に私は独居中年女ですからね~

この人との繋がりの大事さって心にしみるのさね~(^_^;)


一つ一つ大事にしていきたい、、、ココロからそう思った。



そんなお正月最終日だったのです。