昨日と違って打って変わって今朝は体がくぐもっている。

軽く頭の奥の方が痛い雰囲気もしないでもない。


喉も痛いし・・・・
風邪っぴき???
そんな感じでもない。


昨日、風呂場で水を浴びたのが悪かったのか???

と、思っていたら、、、、


そう今日は風が強い。


風が強い日はどうも調子が悪くなる。
そんな日は白湯を飲んで早く寝るに越した事はない。


まぁこんなに敏感に身体の不調を察知していると生き難くて仕方がないが、鈍感よりはいい。。。


そういえば最近、黄金週間で寝るのが遅い。


遅いと言っても0時過ぎには布団に入っていますが、
通常なら11時には布団に入りますから。。。


かなりの夜更かしです。


免疫兵隊も寝不足で兵力が落ちてて、風邪っぽいのかもしれませんね。



免疫と言えば・・・・


免疫力を高めていれば病気になりにくいとよく言われています。


医学的には事実です。


ただこれってガンという病気には免疫兵隊は通用しないらしいです。


近藤誠先生の新著「余命三ヶ月のウソ」を読んで知りました。


それを読んで「あ~やっぱり。。。ね」と思ったのです。


ガンと言うのは自分の細胞が変異して無秩序化し暴走した結果、細胞が硬くなり、それが塊になって大きく育っていく病気です。


要するに元は自分の細胞です。


同じ家族です。


その家族の一人がチンピラなってしまって、家族に金をせびりに来て、お金を渡さないと脅し暴れて家族に暴力をふるって崩壊させようとしている図式がガンです。


血が繋がっているから余計に性質が悪いわけです。


どんなに縁を切りたいと思っても、血の繋がった親子であったり兄弟であったりするので縁の切りようがない。


家族なので・・・警察(免疫システム)は暴れるチンピラを、この家族の敵と見なさいのではないのか???


家族間の問題なので事件ではないと思うのではないかと・・・・頭の片隅で思っていました。


ただ免疫力を上げれば、ガンを防ぐ事ができるという説が一般的に常識化していた部分もあり、テレビなどのマスメディアでも、そういう風な取り上げ方をこぞってしていたので、・・・・



自分なりの納得方法として、自分の細胞がガンに変異してイノチを脅かす存在になった途端に敵と見なすシステムが生体の免疫システムにはあるのだろうな~と勝手に理解してしました。


しかし、事実は違うようです。


やはり免疫細胞は、外からの異物を敵と認識して叩くもので、ガンは自己細胞が変異したものですから、生体の免疫システムはガン細胞を敵と見なさいのです。


だから・・・・ガンは免疫システムが正常に機能している人であっても発生する。。。


ガンは遺伝病でもなければ、ウィルス、細菌のように外から侵入してきたモノでもありません。


先ほどの書きましたが、元々自分の正常細胞がちょっと変化して育ったもの。


そしてガンはある日突然に現れるのではなく、何年も何年も月日をかけて育ってくるものらしいです。


元々一個のガン幹細胞が現れてから、検診などで見つかるまでに何年、何十年もかけて育ってくる。


正常細胞とガン細胞の遺伝子は、構造や機能がほぼ共通しています。


なので、免疫システムは自分の細胞を攻撃する事はできません。


また抗がん剤で治療をする時にはその反対に、同じ遺伝子構造ですから、ガン細胞を殺すと必ず正常細胞も同じ細胞だと見なして殺してしまうのです。


正常細胞も異常細胞も同じ家族ですから、一家皆殺しです。


そしてこれは免疫システムとガンとの話しではありませんが、目からウロコの話しをもう一つ、


従来のガン一元論を大きく覆す内容です。


一元論と言うのは、早期のガンを放置しておくと、徐々に肥大して進行ガンになり、他の臓器に転移して末期ガンに、そして命を奪うという理論です。


近藤先生はこのガン一元論に対して昔から疑問を抱いていたそうです。


何十年と臨床医として患者をさんを診て行く中で一つの結論に達しました。


ガンには大きく分けて二種類ある。


「本物のガン」と「ガンもどき」


これは全く違うものだそうです。


本物のがんは早期発見したとしても治りません。


見つかった時点でそれはもう全身に転移しているからです。


本物のガンは、最初の一個のガン幹細胞の時点で「全身に転移して増大し続け、宿主の命を奪う」性質を備えているのです。


直径0,1ミリ時点でも転移する能力を持っている。


現在の検査システムで発見できる大きさは1cmくらいからですから、早期発見と言っても1cmあれば、それはガン年齢的にはシニア期なんだそうです。


なのでガンから生還したという人のガンは「ガンものどき」だと。


「ガンもどき」は多臓器に転移する性質はありませんから、放置しておけばよい。


治療してしまうと寿命を反対に縮めてしまうと言う事ですよね。


なので本物のガンの場合には、発見された時には全身に転移しているので治りません。


ですから潔く限られた余生をどう生きるのかを考えた方がよいですよ・・という近藤先生の、いつものスタンスで書かれていますが、この本はとっても簡潔にわかりやすく書かれていますので、一つの知識として読んでおくと選択肢が広がるかもです。


近藤先生のその前の本は栄養学や民間療法的な章は若干素人に毛が生えたような内容でしたから(笑)

コレだったら書かなければいいのに・・・と思ったので、今回の本は近藤先生の専門分野を深く掘り下げつつ、わかりやすく書かれているのですばらしい内容になっています。


こういう先生をちゃんと勤務させている慶應義塾大学病院はある意味、懐の深い大学だと感じます。


小出先生の京大もしかり・・・・・・


やはり背景がしっかりしている人が論じる言葉と言うのは人は信じやすいですし、所属している場所に権威があればあるほど影響力がありますからね、大学に残って表現し続ける事に大きな意味があると私は思っています。


問題は表現している内容ですから。。。。権威なんて本当はどうでもいいですが、現代社会はまだまだそういう風には行きません。


どこの馬の骨ともわからない人の言葉に耳を傾ける人は数少ないです。


まぁ影響力が無いから好きな事を書けるという、ありがたさもあるのですが(笑)


近藤先生が論じている事はエビデンスに基づく内容ですから信憑性はかなり高いと思います。


私自身病気で徐々に緩慢に死の準備をしながら死んでいくというリアリティがないので、恐らくベットの上で死ねるような業ではないような気がしますが、まぁいずれにしても自分の死に様・・・・ちゃんと考えないといけませんね。


野垂れ死にっぽいような気が(笑)


野垂れ死にウエルカムですが・・・・・