久方のブログ更新です。

よい気候ですね。


冬は寒くて窓を開けてノンビリできないし、夏は蚊がじゃかじゃか部屋に入ってくるので窓を開放するなんてとてもじゃ~ないができない。


窓を開放して風を愛でるなんて事は一年の中で数ヶ月しかない。


後は網戸越しで楽しむしかない・・・・・


なので今日は窓の全開放を楽しめる貴重な時間を満喫した一日だった。


草抜きを終えて一休み。

夏を迎えるにあたり、雑草を根こそぎ抜いてキレイにした。




おとりの人間万事塞翁が馬

これだけキレイに抜いても、梅雨が終わる頃にはワシワシ生えてくるけどね。


そんなこんなで夕暮れどき、庭でワインなんて洒落た事をしたいところだけど・・・・


あいにく酒はビールしか飲めない。

しかも350ml1本程度でアップアップ。


なので、ほとんど飲めない部類の人間ですから・・・

お酒を飲んでほろ酔いで夕暮れを楽しむなんてできないので・・・・


ちりめんじゃこをあてに白湯をすするばあさんのような今日の夕暮れ。

ホント幸せなひと時ですね~


世間が休日の時に外出したらエライ騒ぎですから・・・・
部屋に引きこもっている事に越したことはない。


切れた電球も、消耗した歯ブラシも・・・残り少ないビールも昨日に全部調達しておいた。


白湯を飲んだら軽くストレッチをして呼吸法・・・・

そして瞑想してからお風呂に入って寝る事にします。


今日はもう昼にご飯を食べたので夜に食べるのはやめておきます。

ボーと一日過ごしていただけなので必要ないですよね(笑)


私はヨガをするようになってもう20年弱くらいになるのですが、ようやく最近、真剣に瞑想をするようになりました。


遅すぎですが・・・・まぁこんなもんです。


格好だけはそれとなく瞑想っぽくやっていましたが、・・・・・なんちゃって瞑想です。


瞑想していると途端に体が緩み始めて、、、、

脳波がいっきに落ちて睡眠になってしまうのです。


恐らく呼吸法とアーサナをしっかりと行なった後で静止すると急激に身体がリラックスしてしまうのだと思うのです。


無意識(潜在意識)と意識(顕在意識)の狭間をキープできなかったのです。


まぁ瞑想に上手も下手もなく、どうやれば上手なのかなんて定義はない。


瞑想の方法なんて有象無象に一杯あるし、方法論から瞑想を説明する事はできない。


どんな方法でも心(自我)が静止して、自我の影響を受けない状態にもっていくまでのプロセスであるから、ただ静かに座っているだけでも、それは瞑想だと言えるしね。


そのプロセスを経て、自我が静まってくれば自動的に無意識(顕在意識)が立ち上がってくる。


この状態がキープできれば、恐らく深い瞑想状態であると言えるのでしょうね。


禅問答になってしまうが、瞑想状態になりたいと言う意識が消えた時にそれは瞑想状態になると言う事ですよね。


最近では睡眠にならずに、自我が薄れていく感覚がよくわかるようになってきた。


「わ・た・し」から「わ・・・・・・・・・・・・・た・・・し・・・・・・」になる感覚がとっても心地よい。


よく意識について語る時に「顕在意識」と「潜在意識」と言う言葉を使うが・・・


意識に二つあるのだろうか・・・・

意識を分けて考えていいのだろうかといつも疑問に思ってきた。


しかし瞑想を続けていると、その感覚を説明する時に便宜上、二つに分けて考えないと中々理解しにくのも確かなのである。


瞑想が深くなってくる時の自分の意識状態を観察すると・・・・・


OFFになっていた潜在意識がONになり、顕在意識がOFFになるという雰囲気ではない。


瞑想状態が深くなってくると、単に顕在意識がOFFになる。。。。。と言うか・・・・


OFFまで行かなくてもボリュームが小さくなるにつれて、潜在意識の音が聞こえてくるという感じになる。


要するに潜在意識っていつもONなんじゃ~ないのかな~なんて思うわけです。


だけど日常的には頭の中で顕在意識がベチャクチャとお喋りし続けているので、潜在意識くんの声が聞こえないだけ。


彼はきっとずっと話をしているのです。


しかし彼(潜在意識くん)はお淑やかで謙虚で大声でしゃべらない。上品で口数も少ない。


それに引き換え顕在意識ちゃんはおばちゃんのようにベラベラと大声で喋りであつかましい。


下品で騒々しいのだ。


私と顕在意識ちゃんと潜在意識くん・・・・この3人で私の意識が成り立っている。


この3人を擬人化して考えてみた。


私は数学の宿題をしている。

因数分解の難問である。


そこへ二人の人物が・・・・・・


共通因数のくくり方や公式を知っている潜在意識くん



数学が不得意だけど、知ったかぶりでおせっかいの顕在意識ちゃん


両脇に二人を携えて私は(x + a)(x + b) = x2 + ax + bx +abの因数分解に挑む。


先ほども言いましたが、潜在意識くんは上品で物静かで口数が少ない。


大切な要点を小さい声で囁くだけ。


しかし、顕在意識ちゃんはギャーギャーとお喋り好きで騒がしい。


宿題とは関係のない話ばかりして邪魔をするだけ・・・・・


「今日はさ~何食べる??」

「何して遊ぶ?カラオケで何歌おうかな~」


こんな無駄話を息つく暇もなくずっと話をしている。

一向に宿題が解けそうにない。


時々、数字に目を向けるが的外れなアドバイス・・・・・


潜在意識くんは的確はアドバイスをくれているが、顕在意識ちゃんがあまりにうるさいので、潜在意識くんの声が聞こえない。


こんな大事な時には顕在意識ちゃんに「ちょっと黙れ!!」と言いたくなりますよね・・・・


しかし「うるさい!黙れ!」と言うのは逆効果なんですよね。


余計にうるさくなる。


どうして話しを聞いてくれないの!!!となるのがオチ。



「サルの事を考えるな」と指示されたらサルの事ばかり考えてしまうのと同じです。


考えないようにしょうと努力すればするほど、その考えないようにしたい事柄から離れられなくなる。


なので・・・・・


機関銃のように喋り続ける顕在意識ちゃんの言葉を上手に聞き流す訓練をして、その技を身につける必要があるのです。


また顕在意識ちゃんの話は結構面白かったりするので、その話に夢中になってしまいがち・・・


ほっとくと話に飲み込まれて、その騒がしいお喋りに引き込まれてしまう。

なんとなく聞き流し、サラッと交わすコツを掴むしかない。


で、顕在意識ちゃんを静かにさせ、潜在意識くんの的確なアドバイスを聞くための方法が瞑想なんだと思うのです。


顕在意識ちゃんに飲み込まれない為に、私がよく使う武器は呼吸です。


蝋燭の火を見たり、マントラを唱えたり。。。。色々と方法があるようですが、私は呼吸に意識を向けます。


ウジャイ呼吸に近い呼吸で、鼻の奥で出す呼吸音にどんどん意識をもぐりこませます。


そうすると、、、、どんどん顕在ちゃんのお喋りが静まってくる。。。。。

で、潜在くんの声が聞こえるようになってくるのです。


呼吸の音に意識を向けていると物事を考えなくなってくる。

と、言うか考えられなくなってくる。


この感覚が身についてくると。。。。

瞑想が苦痛じゃ~なくなってくるわけです。


ただ潜在くんが良い人で、顕在ちゃんが悪い子だと言っているわけではありません。


どちらも必要です。。。。。


顕在意識ばかりでも大変ですし、潜在意識だけだとこの世界では生きていけませんからね。


ただやはり自我は薄い方が苦悩は少ない。


仕事をしているときには顕在ちゃんは立派に働いてくれます。


ただ自我が幅を利かして立ち振る舞うので苦悩も一緒についてくる。


その辺りがONとOFFのバランスなんでしょうね。


なので瞑想で頭のお喋りを少なくして心の声に耳を傾ける時間を作る事はとっても大事なのです。


限度ある有限の肉体の中に、私達は無限な梵我一如の魂を持っている事に気づく・・・・いや感じるというコトバの方が的確かもしれません。


気がついたらからと言って悟れると言う事でもありませんが・・・ね(笑)


この世界は舞台ですから、。。。。

様々な感情を体験する場、演技する場ですからね・・・・


なんでもOKなんですが・・・・


まぁできる限り・・・・自分のエネルギーを素直に昇華できる生き方でありたい・・・・


そのために自分のエネルギーの本質を知る・・・・

そのツールが私にとってはヨガや呼吸、そして瞑想だという事なのです。



自分はなんの為に瞑想をするのかの根拠を少し考えてみました。