また寒くなりました。


そして風が強い。私はどうも風が強いと途端に調子が崩れてくる。


身体と言うのはホントお天気で左右されるものだと実感する今日この頃です。


先日、昔付き合っていた男から突然に電話がかかってきた。


知らない番号だったのですが携帯電話だったので出た。


突然、昔呼ばれていた懐かしい名前で私を呼ぶ声。


もう別れて20年経つような男だ。


ホントありがちなパターンだ。


出張で東京に来ていて、夜、ホテルの部屋で飲んでいた。


日頃の家庭からの解放感からか飲みすぎた。


そしたら昔の希望に満ち溢れた若かりし頃の郷愁がわいてきた。


で、暇つぶしに東京にいる昔の女に電話をしたみたいな感じ。


それで私がなびけば会うつもりでいたのかもしれませんが(笑)


そんなわけねぇ~だろう!!私も見くびられたものですが・・・・・


きっと今が充実していないのでしょうね。


今が充実していないと昔の良い思い出にしがみつく。


と、言うか若ければ未来に希望が持てるが、年をとれば思い描ける未来への希望もだんだんと少なくなってくる。


しかしどんなに希望があっても私達ができる事って年齢に関係なく限界はある。


そんな中でどれだけ納得できる時間を過ごせれるかが勝負。


実年齢は関係ない。


人生の納得感を得る生き方ができるのは精神年齢に関係するのだと思うのです。


でもそんな事がわからなければ闇雲な希望や夢があった若かりし頃の時代が輝かしく思えるのでしょう。


きっと彼は今、自分がするべきことをしていないし、全力で生きていないから充実していないのかもしれませんね。


付き合っていたと言っても2年くらい。


地元の人だったので共通の友人も多く遊びにいくとなると大勢になるので楽しかったのは確かなのですが・・・・


私にしたら彼とは結婚もせず結局、別れたのだから良い思い出ばかりとは言えません(笑)


男は自分に都合の良い思い出だけを記憶倉庫に入れているのか???と疑ってしまうほど。。。相手は昔の事をよく覚えていた。


全く思い出せないような私の頭の記憶の片隅にもないような事を彼は覚えていた。


そして昔と同じ、全く変わらない思考回路の彼に私は愕然とした。


昔の価値観、人生観・・・・全てが全く変わっていないのだ。


今の私には共感できる要素が一つも無かった・・・・・


彼にしたら私は未だ一人でいると言う事が色々な意味で興味深い存在になっているようなのですが・・・


それに彼が思い描く私像も昔のままのつもりで話しをするので、うんざりしてしまい5分も話しをすると切りたくなった。


「私に電話する時間があったら嫁さんに電話の一本でも入れたら?」と言って早々に切ったけど・・・・


よくもまぁあんなリリースの下手の人と付き合っていたもんだと思ったが、反対に私もリリースが無茶苦茶下手クソだったから、あの人と付き合っていたのでしょうね。


私は昔に彼の電話番号を消去していたのに、よくもまぁ20年も私の番号を置いていたもんだ。


過去に何回かは電話があったが出なかった。


今回は彼の電話番号を消去したもんだから、かかってきた番号が彼のモノだと気づかなかった。


消去するのも考えものですね。


まぁしかし女々しい過ぎる・・・・

彼の話を聞いていると希望ないな~と・・・・・暗くなる。


でも一般的なんでしょうね。


明るい未来より、暗い未来の方が、よりリアルに思い浮かべることができるのが普通。


それに建設的な話しよりも否定的な話の方がしやすい。


「こうしょう!」「こうやってみよう!」よりも「でも~」の方が簡単。


彼と話しをしていて改めて思った事


大切なのは、


「幸せになること」ではなくて「幸せであること」だってね


どんな状況だって「幸せであれば」幸せなんだと。


要するに自分がどうなのか・・・・

それだけ・・・・


多分、あいつは一生わからないだろうな~



彼は生まれた土地にずっと住んでいて、一族もみんな地元に住んでいる。


結婚して持ち家もあり、夫婦間の事は知らないが一族みんな仲良しで・・・・それなりに稼いでて金は山ほどある。


しかしお金は全然使わない。

給料の半分は貯金しているらしい。


彼は昔から保守的な人だった。


良いように言えば堅実タイプ・・・・・


彼は若い頃から貯金が趣味で一切、お金は使わなかった。


デートの時は一応、払ってくれていましたけどね。


で、結婚と同時に家をキャッシュで購入したほどだ・・・・なので多分、今は老後の為に貯金しているのでしょうね(笑)


私が保守的な人間であれば結婚相手には良い条件だったのでしょうが・・・・私は何もいらない人なので、全然興味がわかなかったのは事実。


彼は私の自由気ままな行動をよく怒っていたが(笑)

もしかしたら羨ましかったのかもしれませんね。



電話口で彼は・・・・・早く仕事を辞めたいと言う。


辞めてどうするの?何かやりたい事あるの?


と聞くと・・・


また働くと・・・・わけのわからない事を言う。


そんなん50も過ぎた男を雇ってくれるとこないで~


と、言うと


安いアルバイトでええねん・・・その為に貯金してんねん


と意味不明。


安いアルバイトも今はないで~現実を見なアカンで~と言っておいたが要するに今が楽しくないのだ。


楽しくないし、生きている充実感がないのだろう。


それはなぜか・・・・多分、自分のことばかり考えて生きているからなんでしょうね。


人の役に立つという事を一切考えていないから充実感がないのではないかと私は彼を見ていて思うのです。


でも今の日本で生きる充実感を持つ事って中々難しいのかもしれません。



「今ここの行為に集中する」私はいつもこのことに気をつけて行為をしているが・・・・・まぁ難しい事は確か(笑)


一瞬、一瞬を丁寧に生きる。

力の出し惜しみをしない。


こんな事を気をつけて生きていけば自ずと充実感満杯になる。


私はそう信じて毎日生きています。







しかし・・・・・自分が数年でも付き合っていたという人の事を書くのって勇気がいる。


自分のバカさ加減を暴露しているようなものだから(笑)


でも事実なので仕方がありません・・・・・若気の至りと言う事で聞き流してやってください。