先週末、舞踏公演を見に行った。


麿赤兒&笠井叡『ハヤサスラヒメ』


滅多に舞踏なんて見に行かないのですが…

急遽前日に行く事が決まった。


と、言うかチケットを取っていたのを忘れていたのだ(笑)


前日舞踏稽古の帰り際、

「明日行くよね??」

「明日?」

「ハヤサスラヒメ?」

「あれって終わったんじゃ~なかったっけ?」


と、師匠と弟子のKの会話・・・・


その横で私も・・・・そう言えばそういう話あったな~と・・・・


「いや明日だと思う」


チケットはもうとってあるから受付でもらえる・・・・・それだったら行かなきゃね・・・と


せっかく取ってくれているのに行かなきゃ無責任だ。

で、急遽みんなスケジュールを調整して行く事にした。


舞踏界の重鎮2人が踊ると聞いたのが、まだ暑い暑い夏の盛り。


Kが一枚のパンフレットを持ってきた。


彼の友人2人が踊るらしく、情報が入ってくるのがむちゃくちゃ早かった。


私達の舞踏の師匠は笠井さんに師事していた。


そして今の舞踏界のベースを作った一人である麿さんが踊ると聞いて、この2人が同じ舞台で踊るのは、もうないだろと、たまには見に行こうかと彼にチケットをお願いした。


しかしあまりに決めたのが早かったので私も師匠もすっかり忘れていたのだ。


師匠とKの2人は吉祥寺から車で、私は電車で会社から三軒茶屋に向かった。


むっちゃ久しぶりに渋谷に降り立った。


降り立った途端に具合が悪くなった(^_^;)


さすが渋谷やな~このグダグダで全くまとまりのないバイブレーションは身の置き所が途端になくなり、具合がいっきに悪くなる・・・・


渋谷。。。つれぇ~


そして凄い人混み。。。。ちゃんと歩けない。


なんとか瀕死の重傷な体調で東急東横線にたどり着き三軒茶屋へ・・・・劇場に行くと二人もついたところ。


まぁ麿さんと笠井さん二人の踊りは凄かったです。


暴走老人二人のエネルギーの密度の濃い事。


いや~頭がクルクルしました。


暴走老人二人以外に笠井さんの天使館の若い衆と麿さんの駱駝館の若い衆8人が踊っていたが・・・


暴走老人二人がはけて、若い衆が出てきた途端に眠くなるのだ(笑)


密度が薄い・・・・空間がスカスカした感じをする。

エネルギーなんですよね~


暴走老人二人のエネルギーたるや・・・・言葉では説明できません。


二人が踊っていると空間のエネルギーがギューとして楽しい気持ちになってくる。


ちょっとした仕草が笑えるし・・・・・


お二人は同級生で70歳・・・・それであれだけ動けるなんて、勇気が涌いてくる。


特に笠井さん・・・・スーパーボールがはじけているようにエネルギーがはじけていた。


ああいう年のとり方いいです。


長生きはしたくありませんが、あんな年のとり方なら長生きもいいですよね。


意識がリリースできている自由な人を見ているとこちらまで自由になってきます。


自分を開放するっていいな~と。

あんなにも開放できてなくてもいいですが(笑)あの半分くらいは開放してみたいですね。





そんなこんなでたまにはいいですね~舞踏を見るのも。


しかし渋谷は終わってますね。。。。ヤバいっすね。


違う意味でエネルギー密度が詰まりすぎてゲボしそうになります。


冷えた街です・・・・・