先日、台風が直撃した翌日、太平洋のお向かいさんで大地震がありましたね。


それから日本列島にも小規模な地震が頻発。。。。
やはり大地って繋がっているのだな~なんて実感しています。


まぁ関東地方は結構綱渡り状態の大地をキープしているような物々しい雰囲気がズンズンしてくる今日この頃です。


人の運と言うのはそういう危機的な時に発露するのでしょうね。

災害が起こった時にどこにいるか・・・結構大事なポイント。


まぁ倒壊した家屋に挟まって半死だけは避けたいところです(笑)

逝くならグシャッと逝って欲しい限りです。


話はコロッと変わりますが・・・・・

先日本屋の前を通ったら


あなたの精神の健康を損なう恐れがあるので精神科には注意しましょう~


という副題がついた本があって、思わず立ち止まってしまった。


切り口的には、まともな発想だな~と思ってパラパラとめくった・・・・が、買わずには至らなかった。


と、言うのも特に新しい切り口ではなかったし、そうだな~と共感できる範囲の読み物だった。


この本を書いた人は西洋人で精神科医・・・・・


カレは言う


精神病などと言うものは、精神科医が作りだした妄想である。と、言い切っている。


笑えるがそうだと私も思っている。


病名をつけたら病気になってしまうわけですからね(笑)その通りです。


特に精神病と確定診断する為の指針はドクターの匙加減一つです。


レントゲンとか・・・血液検査ではわからない・・・


過去の文献データーと照らし合わせて、自分(ドクター)の主観を鑑みて確定診断をするのだ。


例えば。。。ホルモンバランスが過多、過少とか・・・あるかもしれませんが、それはタマゴが先かニワトリが先かになってしまいます。


セロトンであれ、アドレナリンであれ、ノルアドレナリンであれ・・・ドーパミンであれ


これら神経伝達物質。。。ホルモンの分泌が悪いからウツになったのか。。。


ウツになったから脳内ホルモン物質のバランスが乱れたのか。。。。


どっちが先だなんて誰にもわからない。


カンタンに言ってしまえば。


脳内神経伝達物質がアンバランスだから精神病なのか?
精神病だから脳内神経伝達物質のバランスが悪くなったのか??


どれが先に来てもおかしくない。


原因は確定できないけど結果として精神病の人がいるという現実だけはあると言う事なのですよね。


原因も病気の進行度も明確でないのに薬物でコントロールすると言うところが恐ろしい限り。


麻酔と同じです。


麻酔もどれだけ投与したら落ちるのか(痛みを感じなくなるのか)・・・反射が消えるのか???


反射が全部消えたら死んでしまうし、効きが悪ければ、痛くて失神してしまう。。。


まぁその前に体動が激しく手術なんてできないでしょうし・・・・


要するに微妙な麻酔科医の匙加減で導入されるのが麻酔である。


今まで先人医師が色々と試して(治験というのですね)データーを集めて、それぞれの薬剤の効き方を指針としながら患者さんの状態をみてさじ加減する・・・・・


麻酔科医も他の医者と同じく経験に比例して腕がよくなるのですよね。


まぁなんでもそうですが、、、、、、、基本は手探りなんです。。。


手探りが悪いわけではありません。


患者さんを見ないでデーターだけで治療を行う医者よりもよっぽど良い医者だと思います。


精神医学も同じです。


精神疾患の診断統計マニュアルみたいなものと照らし合わせて、多分このあたりが妥当かな~なんて感じで疾患名をつけるわけです。


医者が変わると病名が変わるということも無きにしも非ずです。


そんな曖昧な病名に対して、投薬されて治療が始まる。。。。。


薬の副作用と言うのは精神病をより悪化させる事だってあるし、身体エネルギーのバランスが極端に崩れるのは周知の事実。


長い期間飲めば飲むほどにどんどん身体と心はおかしくなっていくものだと私は思っている。


ただだからと言って薬を飲むなと言っているわけではありませんよ。


そう言う事(副作用)が普通に薬を飲めば起こりますよ、という認識で飲んだ方がいいと思うのです。


それでも苦しい時にはちゃんと西洋医学の薬で精神をコントロールしたり、寝たりした方がいいに決まっているのです。


頑なにこだわって西洋医学を受けないと言うのもまた何かしらの不具合が起こってくる可能性もあります。


それに生きていく為に仕事をしなければいけないという場合にはそんな事も言っていられません。。。


ただ薬をやめていくベクトルだけは持っていきながら、投薬治療をしていくのがよいのでしょうね。


精神病と言うのは医者がつけた病名に過ぎません。それは事実でしょう。


しかし心が「辛い」「苦しい」という現実はあるわけです。


本当に辛さから開放されたいと思う場合には様々の情報を集めて精神療法、自然療法を試していくという地道な方法と平行して、どうしても辛い時には薬物も使いながら少しづつ少しづつ壊れた心を修復して、その苦しみをリリースしていく方法がベストなのかもしれませんね。




先日、筋金入りのうつ病だという人と話をした。

なんでも40代の頃から患っているらしい。
現在は70代。


ただその人はうつ病に対してはなんの不満はなく、仕方がないと思っている。


うつ状態の方が居心地よいのでしょうね。


うつの事ではなく便秘の悩みをとうとうと語るのです。


ただ精神の薬と言うのは基本的に自律神経に作用するものが多いので、腸の動きも止めてしまうため、精神科で出される薬を飲むと便秘になるというのは当たり前の話なのです。


なので緩下剤(便秘薬)と一緒に投薬される場合が多い。


しかしその人は便秘薬はクセになるから飲みたくないと言うわけです。


うつ病の薬はクセになってもいいのでしょね(この拘り方は意味不明ですけど)


まぁ彼女が希望するのは自然に便通を促すものを探していると。(センナ系も嫌らしい)


辛くて辛くて仕方がない。


何かいいものはないかと・・・・・私はそういう人には一切商品を勧めない。


販売側は必ずそういうと何かしら提示してくれると勘違いしている。


進められた商品は別に効かなくていいのです。


自分の便秘の苦しさをただ聞いてもらい、且つ新しい商品を買って一時的に希望を持つ・・・そしてやっぱりだめでしょう~私の便秘はそんな簡単に治らないのよ!!と誇らしくなる・・・


こんな感じで、、、、彼女はただ人とのコミニュケーションの道具として便秘という苦しい現実を利用しているように私には見えるのです。


なので「うつ病」も「便秘」も治っては人と話せなくなりますから、都合が悪い。


ただただ便秘のいうアイテムで人との会話を楽しんでいる。


そういう人だな~なんて思いました。


それに乗ってあげるのも優しさなのかもしれませんが、私はそういう誤魔化し的な会話がとっても苦手。


どうしても直球で勝負してしまうのです。


その人はうつ病の薬を山ほどもう30年近く飲んでいる。


なのでその期間と同じく30年便秘で苦しんでいるわけです。


食も細く、身体も痩せている神経質なタイプです。


頭にエネルギーが全部吸い取られている感じで、その人の頭近くに手をあてるともうビリビリして、放電している。


これだと首から下の活動は低下するだろうな~と思うほどです。


腸なんて動くわけがない・・・・


薬で止めてしまっている腸の動きを何かしら自然療法で治したいと言っても治るわけがない。


ブレーキとアクセルを一緒にふかしているようなものです。


私は直球で答えた。


うつ病の薬を飲んでいる以上は便秘を完全に解消する事は難しいですね。天然成分はやはり優しい作用ですから・・・・・・


完全に解消しなくてもいいと言い出す。。。。


兎に角、便を出したいと・・・・・


だったら一緒に出されている緩下剤(便秘薬)を一緒に飲むのが一番良いと思います。と・・・・・


しかしそれも嫌だと・・・・どうしても自然療法で便秘を治したい。


でもうつ病の薬は怖くて止めれない。


要するにうつ病も便秘も無意識では治りたくないという事です。


仕方がありませんが、、、それはその本人の選択ですので、そのまま苦しみながら楽しく病むしかありません。


人間とは往々にしてそういう事をします。


概念としての幸福感と実際に人が幸福だと思う感覚はかなり乖離しているな~なんて思うわけです。


苦しいという感覚も裏を返せば自分にリアリティを持つ事ができる唯一の感覚になってしまう。


実際は「私」と言う感覚が濃ければ濃いほど苦しい感覚は付きまとうのですが、人は往々にして「私」と言う感覚を渇望するものですから。


なので彼女にとって苦しいという感覚が一番生きているというリアリティを持つ事ができるものなのかもしれません。。。。


要するに「生きている」感覚がはっきりする事が幸福感だとすると、彼女はうつ病と便秘の私が一番生きている感覚がして幸せだと言う事なのかもしれません。


幸福感の概念は・・・・こういう風に裏と表があるものなのですよね。


前述した内容とえらくかけ離れてしまいましたが・・・・


これだけ多様な世界で生きているわけですから・・・どうしてもバグが起こってくることは仕方がない。


歪を歪として必要なパーツだと思えるだけの社会力があればもう少し、医療費も下がるのでしょうね。



彼女にはおすすめできる商品はありませんが、またいつでも話に来てくださいね。。。。。と言っておきました。