直近になってしまったのですが。。。。。

あさって宮城県七ヶ浜で神殿舞踏行います。



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「霊舞」REIBU


舞人 高橋実 他


日時:2012年6月4日(月)19時開演~


場所:宮城県七ヶ浜町の月見岬ビレッジ内の敷地


木戸銭:無料




からだには


通常は感知できないが 逝ってしまった者を招く場(フィールド)がある



けれどもそれは あらかじめ固定されたところとして存在しない


死者が来て はじめて それは場(フィールド)となる



なにしろ からだはからだ から




死者(スピリット)は 深い闇の底からやって来る とは限らない


いつでも どこからでもおとづれる 客人(スピリット)



青空の彼方から 風となって


目の前の女の 熱い唇の湿り気からも 夢となって


酔った男の眼玉に 虚ろに光るネオンからも 記憶となって


赤ん坊の 乳くさい匂いからも 祈りとなって


客人(スピリット)は おとづれる




だがそれは 準備さえできておればの はなしである


そうであるなら どうすることが準備なのか・・・


その作法を知る人は いない



しかたがないので わたしは 踊ることにする





おとりの人間万事塞翁が馬




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七ヶ浜町と言う場所は3/11の時に震度5強という地震が2回連続して起こり、その後10数メートルに及ぶ津波が七ヶ浜町全域を襲った場所です。


100数名の方が亡くなり町は壊滅状態になった地域になります。


現在、避難所は全て閉鎖され、仮設住宅に町民の皆さんは引越しされているという状況です。


ガレキの撤去もかなり進んでいるようではあるのですが、まだまだ復興途中の町になります。


そういった場所で今回、舞う事になりました。


昨年の秋口あたりでしょうか。。。。。


舞踏の師匠であるタカハシさんが東北で来年は踊るから・・・と舞踏の稽古の前に言った事から始まった。


けじめをつけると・・・・

なんのけじめなのか定かでもなく・・・・私達は「ふ~ん」と。


しかしタカハシさんが言った事は必ず実現するのを皆、知っている。


だからきっと行くのだろう。。。と、、、、


そうこうしているうちに春になり、どこで踊るのか・・・?と言う問題になった。


お客を呼ぶわけではない。


逝った人達に向けて舞うわけであるので、基本的にはどこでもいいのだが。。。


今の日本、野っぱらであろうと海岸であろう、がけっぷちであろうと私有地になる。


届けもなく踊れば犯罪になる。

さてはて・・・どこで・・・・


タカハシさんは東北の友人に相談・・・


その友人は「全部俺に任せてくれ!」と一言で決まってしまった。


泊まる場所も踊る場所も全部決まった。


途端にバタバタと事が動き始めた。


そんな経緯だった。



あさってですが・・・・もしこのブログの読んでいただいている方でお近くの方がいたら見に来てください。



からだはうす

高橋実 -時の徴ー