不安視されている福一の四号機プール。
先日の爆弾低気圧の時に冷却が出来なくなったと・・・・報道があったが・・・・
ほんと運を天に任せているとしか言いようがない福一の状態である。
天に任せて、天はどうのようにしていただけるのか・・・という質問もあるようですけどね。
人間の力が及ぶ範囲を超えてしまっている状況下の中で人間が必死に繕おうとしても中々難しいのでしょうね。
今、福島第一原発の中で一番、危機感があるのが四号機と言われている。
四号機は使用済み燃料プールがある。
このプールは・・・
原子炉の中で燃料が燃え尽きて、これ以上燃やせないという核燃料が入れてあるプール。
使用済み燃料1331体あるそうです。
同じプールの中には新燃料も一緒に保管されています。
204本です。
合計で1535本です。
二号機の炉心にある燃料が548体ですので、使用済み燃料プールには2.5倍の使用済みの燃料が沈めてある。
原子力発電は非常にたくさんの放射性物質を生み出すということで、膨大な放射性物質を封じ込めようと色々な工夫がされてきました。
放射能を環境に漏らさないために、原発推進派が言うには50の壁があると宣伝していましたね。
その宣伝の中で一番重要な壁が原子炉格納容器と言う壁。
ところが使用済み核燃料プールと言うのは格納容器の外側にあります。
たんなる桶・・・・
たんなるでっかいバケツなんですよね。
そのバケツ、3.11の時の地震と津波で傾いている。
今はまだかろうじて、やっつけの耐震補強工事で鋼鉄の柱を設置して、なんとかもっている状態。
しかしまた大きな余震でもあって、プールが倒壊してしまうと、水をためる事ができず、冷やす事ができなくなる。
もしそこで燃料が溶けることになってしまうと、なんの防護壁のない状態で放射性物質が環境に洩れることにな
るんです。
使用済み核燃料は、核分裂生成物の崩壊によって、猛烈な熱を発しています。
2000何度と言う熱になりますので、今も水をどんどん入れないと蒸発してなくなってしまう状況です。
いくら使用済みと言っても熱も出してますし、放射性物質もとんでもないくらいに出てるのです。
それも10万年も出し続けるのですよ・・・
全く、終息なんてしていないわけです。
もし、大きな余震でプールが倒壊したり、4号機の核燃料プールが劣化により崩壊し大規模な水漏れを起こせば、使用済み核燃料1331本が溶融します。
その熱で、一緒に貯蔵している新核燃料204本が溶融。
新核燃料はカンタンに少量で臨界反応がおきます。
もちろん使用済みの燃料も条件がそろえば臨界を起こします。
なんたって半端の量ではない核燃料が4号機プールにあるわけですからね。
現在・・・四号機プールに人は近づけません。
なんでも使用済み燃料から数メートルのところまで行ったとすると、数分で死んでしまうそうです。
ソレぐらいに高い放射線を出し続けている・・・且つ崩壊熱で高い熱を発しているという人力ではどうする事もできない状況になっているわけです。
万が一・・・それが何らかの要因で溶解し・・・・臨界反応が起これば、とてつもない量の放射性物質と放射線がばら撒かれて。。。。。恐らく東日本に人が住めなくなる。
少なくとも子供達・・・そして若い世代の人はすぐさま避難しなければいけない事態なのですよね・・・・
この危険性といつまで付き合うのか・・・・
そう。。。何度も言いますが、使用済み核燃料から放射線が出なくなるまで・・・・10万年かかると言われている。
なんだか精神力が持ちそうにありませんよね。
私自身は基本、、、、もう気にはしていません。
ただやは身近にいる子供達の事を考えると、なんだかどうも居たたまれない気持ちになります。
まだまだ福一は終息しているわけではありません。
現在進行形の話です。
いつ倒壊してもおかしくない状況であるということ。
倒壊したら冷やせなくなり、崩壊熱は2000度以上になり燃料はむき出しの状態で溶融し・・・・臨界を起こす。
そうなればとんでもない量の放射線が日本中・・・いや世界を汚すことになるのです。
なんでも冷やせなくなってから6時間で東京を脱出した方がいいとも言われています。
もちろん風向きにもよると思うのですが、ただいずれにしても数日で東日本には住む事はできなくなるでしょう。
こんな怖い事を本当は書きたくないのですが、しかしそういう現実もあると言う事を知った上で自分はどうするのか、どう生きるのかを決めておいた方がいいと私は思うのです。
防災意識を持っておく・・・・防災訓練ではありませんが、ある程度シュミレーションをしておくことでパニックにならなくてすむからです。
もし万が一の事が起こった時、まず何をするか・・・・何を持つか・・・・どこに連絡するのか・・・・家族とどう落ち合うのか・・・
そういう基本的な事は決めて置くことは大切だと思います。
私は一人身ですから軽いものですが、家族がいる方はちゃんと防災対策・・・・しておくことが大事なのかな~と思いますよ。
いっきに死ねればいいんですけどね、、、、、風に乗って飛んでるくる程度の放射線じゃーいっきには死ねません。
しかしジワジワの細胞を蝕んでいきます。
子供達が私たち大人の負の遺産により病気になり苦しむ姿は痛ましいです。
できる限り、最善の方法を考えておいてもらえればな~なんて思って、今日は怖い事を書いてみました。
現実にならないのが一番ですが、可能性としてはゼロではありません。
だって現場には近づけませんから・・・・燃料を取り出す事すらできない状況が何年も何十年も続きます。
その間に何が起こるかなんて誰にもわかりません。
短期間で解決する話であれば問題はありません、、、、しかし何十年もあのままで放置すれば劣化していきますからね・・・・・
一番最悪な事も念頭に入れておく事が大事なのではないでしょうか。
そんな事を考え、心配して不安になれば、そういう現実を引き寄せてしまうというポジティブシンキング派の人から見れば、これはいけない事なんでしょう(笑)
そして今だに放射線は人体に有用であり、無害だと言っている人にとってもこんな情報は不要だと思う事でしょう。
有用だ、、、、無害だと言うなら福一の4号機プールがどうなっているのか見てきて欲しい限りです。
そしてできるなら倒壊しないように補強工事をやってきて欲しいです。
しかし本当に行かれても困るので行かないでください。
必ず死にますから。
東海村のJCOの臨界事故でなくなった方のように、全身の皮が剥け肉の塊になり死んでいきます。
これはネガティブとは違います。
心配、不安を煽っているわけではありません。
何か起こった時に不安になりパニックを起こさないように準備しておきましょう~と言う事です。
悲観的になるのも時として必要だと私は思うのです。