本日はチベット暦で大晦日らしいです。
なので明日3/5のチベットでは新年。
この新年の事をロサルと言うらしいです。
日本には旧暦というものがあり、旧正月があります。
立春の前日の春節祭の日で、今年は2/3でした。
この旧暦は中国や日本、朝鮮半島、ベトナムなどで使われていたようですね。
マヤにはマヤ暦があり・・・それぞれの国の暦があるのはなんだか歴史があっていいですよね。
チベット暦での今年は2138年。
干支は日本と同じで兎年らしいですが、、、、英語でMetal-Rabbitと言うらしく訳すと「鋼兎年」(笑)
硬そうな兎ですよね。
日本ではもう旧暦はほとんど使われていませんが、チベットではまだまだこのチベット暦が生かされていて、お正月前には大掃除をし正月を迎える支度をするそうです。
そしてロサルの元旦は朝早く起きて、最初に水を汲みに行き、サンを焚く。(日本で言うご仏前に供える線香ですよね)
それから灯明に火をともして正月用の祭壇は正月用の飾り。
その祭壇に水を供え仏に祈りをささげます。
それからチベット式おせち料理を食べ、家族みんなできれいなチベット服を着て、一緒に近くのお寺に初詣に行きます。
なんだか日本とよく似ていますよね。
日本の旧正月は新月ですが、このチベット暦も新月です。
新月という日は満ちていく満月に向けて新しい事をスタートさせるのにぴったりの日なんだとか。
なので、一年の始まりである正月と月のサイクルの始まりである新月がダブルで来る明日は誓いをたて祈り、新しい目標を立てる最適な日と言う事になります。
1/1(太陽暦の正月)2/3(旧暦の正月)をなんとなく過ごしてきてしまった方は明日がチャンスです。
チベット暦にあやかり・・・・新たな気持ちで一年をはじめてみるのもいいかもしれませんね。
昨年チベットでは色々な事がありました。
チベット弾圧で死者がたくさん出たり、大地震もありました。
チベットの高僧リンポチェさんは以前そんなチベットの困難を見据えてなのかどうかわかりませんが・・・・優しく民に語り掛けたそうです。
「チベット仏教に基づけば、どんな悲しい出来事やアクシデントも、
それは、“カルマ” なのです。
言い換えれば、すべて目の前で起こることに、
あなたが本気で取り組んでいるかどうかを仏が試しているようなもの。
しかし、一方で、どんな困難を目前にしても、あなたが行くべき善き道を、
一瞬の迷いもなく、確実に選び取れるようになるための“チャンス” 以外の何ものでもないのです」
リンポチェさんの事は詳しくは知りませんが、一般知識として幼少期に、転生僧に認定された方。
とっても寒い寒い極寒のヒマラヤを歩いて越えて・・・ダライラマさんの元で必要な教育を受け高僧になった方。
きっと色々な体験をされてきての言葉なのでしょうね。
修行もさることながら、現在チベットがおかれている状況を鑑みると今まで様々な局面に遭遇して・・・・私には想像できない苦悩があったのかもしれませんね。
チベットだけでなく、今地球全体がなんだか変化しょうとしている。
今は大きな歴史が作られる瞬間なのかもしれませんね。