先日戸隠にスキーに行って来たのですが・・・・本当に色々な事を学ばせてもらいました。


人間の成長の仕方って色々あると思うのですが、一番身になるのってやっぱり体験だな~と( ̄▽+ ̄*)


判ってはいたけど改めて実感したのです。


そして体験でも色々とあると思うのですけどね、人間関係の中で学ぶ事が一番だと。


例えば、どれだけ恋愛小説を読んで知識を得るよりも、一回でも失恋した方が精神の肥やしになり、、、、想像力という力がつきます。


学問という分野ももちろん大事ですので、なんでもかんでも体験体験と言うことではありませんけどね、ただ私達は物理的に肉体という物体を動かして生きてますから・・・・・・頭だけで成長をすると言うことは中々難しいのだと思うのです。


さて・・・・

私のスキーの腕前はほどほどです。

普通に楽しく滑れる程度。


コースもモーグルのような、腰まであるようなコブでなけれどんなコースも行く事はできます。


ただですね。。。。きついコース・・・斜度30度くらいになると、無茶苦茶疲れます。


太腿が悲鳴をあげる。
首や腕もバキバキになる。


要するに滑り方が悪いと言う事です。

重心のバランスが悪いから要らぬ力が全身に入り、ころばないように渾身の力を入れて踏ん張っていると言うことです。


今回ですね・・・・・いつもお世話になっている蕎麦屋のご主人にスキーのコーチしてもらったんです。


戸隠で育っている地元の方ですから、蕎麦屋のご主人でありながらスキーインストラクターの資格も持っている忍者スキーヤーなんです(笑)


ウソのように上手なんですよ。

で・・・・ちょっことアドバイスをもらって、そのご主人の後について、まねて滑っていると、どんどん上手くなっていくのがわかる。


最終的には私のスキー人生を変えたと言えるほど上達した。


まわりの皆も滑り方が変わったと・・・・・

自分自身の感覚もまるっきり違うのです。


ただただ雪の上を滑っていくスキー板の上に乗っかって、ターンごとに適正に重心の位置を変えるだけ。


後は膝と腰の位置を少し前にして・・・・集中を持っていく場所を変えた。


それだけでスピードも安定感も増し、足もそろうようになった。


無駄な力が入っていないから、どんなにすべても疲れない・・・・・・


これって生き方の極意なんじゃーねぇの????とふと思ったんです。


無駄にエネルギーを浪費するから生きるのが辛くなる・・・・・・集中する場所を適正にするだけで、エネルギー浪費は明らかに減る。


外側ばかりに意識を向けていても、自分の内側ばかりに意識を向けていてもエネルギーは疲弊するし、枯渇する。


あっちとこっちの境界にいる。。。。。


内と外の境界に意識の集中点を持つ・・・・


言葉で説明するのは難しいですが。。。。。

外側に意識を向けて滑らないと転ぶので、もちろん外側を意識するのですが・・・・意識の集中点は自分の外側に一番近い内側にあるのです・・・・


境界にいながら状態に応じて、、、、意識は内と外をいったりきたりするわけです。


意識はニュートラルな状態で自分にコミットし、外側にコミットしていく。。。。。そんな感じでしょうか・・・・


ほんと不思議な感覚をはじめて経験しました。


しかしそのコツは自力で見つけるのって難しい。


経験した事がない未知な部分ですからね、自分の知らない世界は人に教えてもらうしかないのでしょう。


なので人に教えてもらうのって、とっても大事なんだな~と感じたし、教えてもらうって、その人からエネルギーを頂くってことなんだな~なんて思った。


ちゃんと教える事ができる人って言うのはきっと、自分のエネルギーを出し惜しみせずに、人に分け与える事が上手な人なんでしょうね。


自分の世界を人に分けてあげるって言うのかな~


私もそういう人になりたいと思ったのです。





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