シャバアサナ。。。死体のポーズに入る姿勢ですが、、、、仰向けの姿勢をとります。
この時に全身を観察すると色々な場所に緊張がある事がわかります。
首・・・背中、腰・・・足首、腕・・・・
意識を身体と呼吸に合わせて全身の力を抜いていきます。
しばらくすると呼吸のコントロールを止め、自然な呼吸に戻していきます。
この自然な呼吸というのがまた難しいんですけどね(笑)
いつもの呼吸が自然な呼吸でないと、自然な呼吸を知りませんから、できませんし・・・
なんてヘリクツを言ってると前に進めませんので、とりあえず静かなサイナスリズムの呼吸で良しとして、続けます。
呼吸をコントロールすることは止めますが、意識は呼吸に向けておくと、身体は深くリラックスしてくるのです。
なんでだかわかりませんが、呼吸に集中しているとゆるんでくるんですよね。
ゆるんでくると背中が気になりだします(私は。。ですが)
大地にぺったりと寝ているわけですが、ぺったり大地にグランディングできていないような気がするからです。
ところどころ浮いちゃってるんですよね。。。
まぁ背中はデコボコしてますから、全部がべったりすることはないとは思うのですが。。。。
なんだか地面にめり込みたいという衝動にかられるんです(笑)
地面にズブズブとめり込む感じを妄想します。。。。
そうすると、なんだか安心してくるんですよね。。。。
人って大地に近いほど安心するようになっているんじゃ~ないかと思うのです。
先日も書きましたが、「シャバ」は「死体」「アサナ」は「ポーズ」
死んだら人は土に還りますから・・・・・
シャバアサナは大地と一体感を得るという意味合いでもあるのかもしれませんね。
ヨガのポーズって不安定なポーズをどう安定させるかを鍛えているようなもんです。
片足立ちのポーズなんかは、むっちゃ不安定なんですけどね、それを力で踏ん張って安定させるものではないのです。
まぁもちろん踏ん張る力も使う場合もあるのですが・・・・・
丹田に集中しながら気を下におろす。。。。そして、足の裏全体で大地を掴む。。。
逆転のポーズ(逆立ちとか)もそうです。。。ヨイッショ!ってとるポーズではありません。
逆立ちは腰で立つんです。
上半身に腰を乗せると、自然と足が上がり、きれいな逆立ちになります。
重心は腰、丹田です。
腰、丹田に気を集める訓練です・・・・ね。
不安定な姿勢でも腰、丹田に意識を持っていく事ができれば、ポーズは安定してグラグラしなくなる。
なので、ヨガはある意味いろいろ不安定なポーズをとることによって、安心を鍛えているのかな~なんて私は思ってます。
コレって日常生活に置き換える事もできます。
不安になったり、焦ったりして精神が不安定な状態になった時に、息を「フッーー」って吐いて丹田に気をを降ろすと不思議と気持ちが落ち着きます。
不安が安心に変化する瞬間です。
心や体が安定、安心を求めるならば不安定を経験しないとそれは得られません。
このブログでもよく書く言葉ですが・・・
「陽極まれば陰となり 陰極まれば陽となる」
反対を学ぶ事で、学ばないといけないものを得るということなのでしょうね・・・・