まだ肌がピチピチで水をはじくくらいのハリがあった時代、、、、
同棲していたヤクザ男に女ができ子供ができ、、、修羅場でシュラシュシュで別れた。
彼の家を出て一人住まい。。。しかし私は看護学生。。。途端に生活苦。
行く付くところは大阪ミナミの夜の街。できないと思っていたけど、案外ホステス稼業は楽しかった。
時代はバブル最盛期。。。。
客さえつけばお金が湯水のように入ってきた。
一瞬でも。。。このままホステス稼業でもいいかもと思ったほど華やかな世界。
まあ本末転倒ですからね、看護学校を卒業したら即刻辞めましたけど、あれ以上いたらかなりやばかったですね。
今朝テレビから石川さゆりさんの「天城越え」が聞こえてきた。
途端にホステス時代にタイムスリップ。
懐かしいなぁ~なんてテレビの前に座ると、なんでもこの天城越えの作詞家がなくなったそうだ。
改めて「天城越え」を聞いてドン引きした。
凄まじい歌詞にびっくり。
「誰かに盗(ト)られる くらいなら、あなたを殺していいですか」
って。。。。
ストレート過ぎて怖いんですけど(笑)
「殺すかも」ぐらいにして欲しいけど。。。
でも、昔はみんなこれぐらいの気持ちで必死で生きていたのかな~なんて思ってしまった。
なんでも夫の不倫現場に踏み込み、修羅場を演じる妻がテーマの歌詞らしいです。
現代の歌にはないですよね、こんなフレーズ。
現代は平和になったと言えば聞こえはいですが、「好き」とさえも中々言えない時代ですから。
しかし・・・・
意味も分からず、よくもまぁこんな歌、歌ってたなぁ~と恥ずかしくなりました。
「恨んでも 恨んでも 躯(カラダ)うらはら、 あなた・・・山が燃える~」
って・・・・超~ハズカシイんですけど・・・・(//・_・//)
青かったですね(笑)ワタシ・・・
天城越えの作詞家の方、吉岡さんという方らしいですが、この方「飢餓海峡」という歌を石川さゆりさんに提供しています。
この歌も凄まじいのです。
『ちり紙につつんだ 足の爪
後生大事に 持ってます
あんたに逢いたくなったなら
頬っぺにチクチク 刺してみる』
この歌詞の情景を想像すると笑えますが、この女性本気なんですよね。
その続き
『愛して愛して 身を束ね
たとえ地獄の果てまでも 連れてって』
地獄って。。。どんなとこ??
『あゝこの舟は 木の葉舟
漕いでも漕いでも たどる岸ない
飢餓海峡』
昭和の日本って、、、、こんな人間模様が一杯あったのかもしれませんね。
そういう意味では面白くなくなった現代とも言えるかもしれません。
でも私は今がいいかも(笑)
乗るなら木の葉の舟より、木材がいい。。
タイムマシーンがあって、一度だけ乗れるとしたらどの時代に行きたいか考えた。
そうだな~色々行ってみたい時代はあるけど。。。。
やっぱり私の生まれた日に行ってみたいかな。