白湯などのアーユルヴェーダーについての記事のエントリーでは「ドーシャ」という言葉が良く出てきます。


以前何度か説明をしたことがありますが、わからない方もいらっしゃるようなので・・・・


簡単に説明を・・・・・


人はドーシャと呼ばれる、「ヴァータ」・「ピッタ」・「カパ」の3つの生命エネルギーを持っています。
(と、アーユルヴェーダでは言われています)


このドーシャはアーユルヴェーダの理論の中でも最も重要な原則であり、かつ治癒の基本となるものとされているのです。


この3つのドーシヤの特徴を簡単に説明すると・・・・・


「ヴァータ(運ぶ力・動かす力)」風と空の元素につながるものです。


痩せ型の体型であることが多く、一瞬もじっとしていない「風」の性質を持つ生命エネルギーです。


主な性質は、「風」からなんとなくイメージできるとおり、”冷たい”、”乾燥している”、”動く”などです。

人体内のすべての動く力にかかわっています。



「ピッタ(使い切る力・消化力)」火と水の元素につながるものです。


身体が大きく、ぽっちゃりとした体型が多く、「火」からイメージできるように、その性質には、「温かい」「鋭い」「流動する」などがあります。


ピッタは燃焼することで物質を変化させ、熱を発生させます。



「カパ(まとまろうとする力)」水と地の元素につながっています。


比較的中肉中背の人が多く、他の二つのドーシャ、「ヴァータ」と「ピッタ」が担っている「運動」と「燃焼」は 変わりやすく不安定な働きですが、それを安定させようとして形を維持するために働くのが「カパ」です。
主な性質は、「重い」「冷たい」「油性」などです。


となります。


もっと細かく体質や体格、性格などの特徴が設定されているのですが、興味があったらネット調べてね。


健康状態にあるときの身体はこの3要素からなる「ドーシャ」のバランスが取れていますが、このバランスが崩れると体は不調を訴え、様々な病気を引き起こします。


アーユルヴェーダは、そのドーシャのバランスを保つ事を目的とした様々な健康法を提示する、医学なのですね。


病気を治す、病気を予防する、健康の維持そして増進を図るという目的です。


病気というのは身体だけの話ではなく、精神、心というものも健康も含まれています。


どんな人の体質にも、それぞれレベルは違いますが、この3つのドーシャすべてによって成り立っています。


この3つのドーシャはすべての人に存在し、その3つのうち一つもしくは二つ優位なドーシャがあり、その人のドーシャタイプと言われているのです。


私の場合には【カパ優位のカパピッタ体質】になります。


例えば米を炊く時には、火と風と水の三元素で炊きます。


火のピッタ、ヴァータは火を加減する風、カパは米に入れる水ということになります。


この時、おいしいごはんを炊くのに一番重要なのは火、風、水のどれでしょう?


どれでありませんね、どれも欠かせない要素です。


3つがバランスよく働いてはじめてふっくら甘くておいしいごはんが炊けるわけです。



そしてヨガも同じです。


アーサナ(ポーズ)を火、プラナーヤマ(呼吸法)が風、ディヤーナ(瞑想)が水となり、この3つで心と魂と身体を繋げていくというのがヨガなのです。



植物も同じ。


太陽が火、空気が風、雨が水。

この3つがあって初めて植物だ育つのです。




人間も同じです、この火と水と風のバランスがとれてはじめて健康でいられるのです。


それがアーユルヴェーダーの基本的な考え方なのですね。




さてここからが本題です。(長い??長すぎる???)

そうですよね・・・・では明日にでも・・・