「許しなさい」という言葉を良く聞くが・・・・。
でも許すということは、そんな簡単に「許しなさい」と言えるほど簡単じゃないな~と
「愛しなさい」もそうですね。
本当に愛するということを知っている人は、その裏には苦悩があると思うのです。
戦争がなくなり、この地球が愛と慈愛に満ちた世界になるためには、最後の1人が気付くまで待つ必要がある。
でもまずその前にこの世界が愛と慈愛に満ちた世界になる意味があるのかということもあるけど・・・・・
もちろん意味はあるしその方がいいに決まっている。
しかし
良いことであったり、
悪いことであったり
楽しいことであったり、
辛いことであったり、
自分の都合によって物事を区別しているだけで・・・・実際はただ変化しているというだけ。
と!いうことは愛と慈愛に満ちた世界は区別している人間の心の中の世界ということになる。
話しがどんどん樹海にはまるので、この件はまた今度に・・・
そう「許す」ですね。
このブログでも何回も書いているので、知っている方も多いと思うのですが、数年前にアメリカであった大量殺人の事件についてですが、、、、
ペンシルバニア州の学校に立てこもり、最終的に5人の女の子を殺し、自殺した男の事件。
殺人現場はアーミシュの学校で犯人は子供達を縛り立たせて順番に頭を打ち抜かれて5人射殺した。
私はこの事件でアーミッシュのことを初めて知ったのだが・・・・
さて殺人犯のロバーツには家族があった。
妻と子供三人。残された家族は本当に悲惨である。一生父親の罪を背負うことになる。
もちろん殺された子供達の家族も悲惨である。愛するものを亡くしてしまった親の空虚感は想像を絶するものがある。
この事件のその後なのであるが、殺された被害者の家族を含めたアーミッシュ達は殺人犯ロバーツの家族の為に募金を行い、家に招待したのである。
罵倒するために招いたのではなく、被害者と同じ立場であるとして殺人犯の家族を勇気付けたのである。
もし加害者ロバーツが生きていたら、同じ事ができたかというとそれはわからないが、ただかなり高度な行為であり・・・・不可能に近い選択をした。
偽善では決してできないだろうな・・・と思う。
私にはできない・・・・・かな・・・きっと。
許すってこういう凄まじい選択を瞬時にしていくことができるかどうかなのである。
そして日本でもこれに近い精神性を持った方がいる、松本サリン事件の被害者である河野さん。
彼については以前 書きましたのでそちらを見てくださいね。
さてさて・・・・・・
私にとっての許しですが・・・・
よくよく自分の内面を鑑みると。。。。。
私自身、根本的にこの世に生まれてきた事が許せていないのです。(たぶん)
まずそこを許せないと、その後の事は何も許せない。(たぶん)
自分の存在を許していないということですから(そういうつもりはないんだけど)
・・・・・これ厳しいですね。
死にたい病は諦念という形でほぼ完治していますが、この世界に落とされた事にどこかで怒っている。
通常、人は両親という名の元の女と男の二人の人間から承諾を得てこの世に出てくるのは一般的。
まあそこに神様という存在を含むとしたら3人ということになりますが。。。
生まれた時に少なくとも3人から存在してもいいよという認知がある。(たぶん)
私はまず生まれた時点でこの一人が欠けている。
血縁である父親は私を認めなかったし、できるなら生まれてきては困るということである。
その人には私と数ヶ月違いで生まれてくる子供を身ごもった本妻がいるわけだから仕方がない。
ホステスである母親はある意味、夜の世界でのマナー違反である。
落ち度は母親にある。
そして母親も私を義父に預けた状態で自ら命を絶った・・・・
ということは私の中では、この世界に出てくるにあたり、一番初めてに認めてもらう二人から捨てられたという思いを持っている可能性がある。
だったら何でこの世界に落としたんだと・・・無責任だと怒っている(かもしれない)
私はいつもはこんな風な書き方を基本的にしない。(もう少し意図的に客観的に書く)
こういう感じで被害者的にトラウマに浸るようにな精神構造が好きではない。
だからあえてこれを避けている自分がいるのですね。
被害者的思考はダメだ!みたいな。
仕方がないし、二人を責めても仕方がないと・・・・大人のふりをしている。
これはもうだいぶ前に納得しているはずだと、散々これに関しては鑑みてきたつもりだと。
でもね~私の中でもしかしたら全然消化できていない事項なんじゃないかな。。。。と
昨年末から、私は最後の砦である、胃の経絡ラインを集中的にアプローチしている。
もちろん人の手を借りですが。。。。。
ここが私の本丸であり、ここを解体しないと次に進めないから。
この心臓~胃にかけての背部に溜め込んだ思いを開放することができるのかということなのでしょう。
さて私は間に合うのだろうか・・・・