池田晶子さんの最近出た三部作のハードカバー。


「魂とは何か」の特別付録がトランスビューから届いた。


1pほどの短い手記である。「絶縁状」とある。


何かから絶縁するかというと、自らの身体を蝕むガン細胞に対してだ。


どうしてこれを「魂とは何か」の最後に掲載しなかったのか・・・・・不思議に思っていた。


巻末についているハガキを出して、それに当選したら送られてくるという過程をたどらないと読めない手記である。


読んで、わかった。


これは載せれないな~と・・・・感じた。


私は池田晶子さんを尊敬しているし、これからも彼女の本を読み続けるであろう。


彼女の言葉は私の無意識を奮い立たせる。


編集事務局の注記によると「著者らしい叱責と啖呵で訣別を告げ、自身を鼓舞している」と書かれていた。


そして、著者の徹頭徹尾、精神性の人であり、「言葉のみありき」という姿勢の変わらない点を賛辞していた。


さてはて、、、、そう思えないのは私だけだろうか。


この絶縁状にはいつもの池田晶子さんらしさから少し遠いと感じた。


恐らく病気がそうさせたのかもしれません。


ただ彼女はやはり自分を生きたということは、私は信じて疑わない。


さっき届いたばかりで、まだしっかりとこなれてはいない。


もう少し、この手記に浸ってみたいと思う。


また明日書きます。