日本は年々事件が凶悪化していると皆、思っているふしがある。


大ヒットした映画、「オールウェーズ 三丁目の夕日」のように昔は平和だっと勘違いしている。

と書きました。


今年、警察庁が去年の犯罪統計を発表しました。

今年の殺人認知件数は1199件平成3年1215件を下回って戦後最低を記録したと。


グラフを見れば、犯罪自体が減っています。




クリックすると大きくなりますよ。


家族和気あいあいのノスタルジーな映画「オールウェーズ三丁目の夕日」の時代昭和33年頃の殺人発生件数は2683件


今はその半分以下。


ネットで調べて見ると戦前から昭和30年頃は、年間200件の「通り魔」事件が普通だった時代らしい。


それなのに現代の方が、凶悪・多発!と印象に残っているのは、テレビやネットの普及、マスコミの取り上げ方がうまいせいですよね・・・・・


過去の通り魔の記事では、刺すのが楽しかったとか、苦痛の顔が良かったとか、が見られ、、現在の事件に多い「むしゃくしゃしてやった」に比べて、明らかに残虐な快楽、故に起きている異常犯罪が昔にもあったということです。


そして戦後すぐは強姦件数が恐ろしい数です。鳥肌が立ちます。。(´д`lll)


それにこの間、尊属殺人にまつわる話を聞いた。


聞くと気持ち悪くなるような事件だった。


昭和28年代から始まった事件なのだが、父親の子供を11人も妊娠しその内5人を産んだ末に若くして不妊手術を受けさされ・・・性的虐待を10年間うけ続けた後、父親を殺したという事件。


尊属殺法廷刑違憲事件


こんな残虐なことが昔もあった。。。。。


下記のサイトの統計を見ると結構いろいろなことが見えてきます。


犯罪発生件数分析


今が特別ではないのです。


少なくとも殺人、レイプなどの凶悪犯罪は減少傾向。


殺人は昭和中期の半分以下、強姦は1/3以下に激減。


軽犯罪は増えてますが・・・・・。


子殺しは顕著に激減し、親殺しについてもそんなに増加しているデータはありません。


発表された統計的数字や記事から考察しているのですが、その集計の方法がどこまで正確なのかは調べてはいないのでそのあたりはご了承ください。


しかしある程度の誤差を考えたとしても世界に比べて今の日本ほど健全で快適に暮らせる国は少ないと思うのです。


ただ平和がいいと諸手を挙げて喜んでもいられませんが・・・・。


これだけ平和ボケしていると本当にバカな国になってしまいます。

(私が言うことでもありませんけど)。


犯罪が増えているように感じるのは、単に異常な事件だけを抽出し何度も何度も報道して視聴率を稼ぐメディアが原因です。


昔は子殺しが多すぎて、一件一件、マトモに報道されることが無かったらしい。


最近は子殺しも親殺しも減ったために、珍しい事件としてクローズアップしてテレビ全体が過熱報道となる。


だから逆に凶悪事件が増えたように感じるというのがカラクリのように思います。


最後に世界の殺人発生率を転載しておきます。


10万人あたり殺人発生数


南アフリカ 75.3
コロンビア64.6
ブラジル 19.04
メキシコ17.58
フィリピン 16.02
アメリカ 6.8
イタリア 2.25
カナダ 2.10
オーストラリア 1.86
韓国 1.62
イギリス 1.41
フランス 1.2
ドイツ 1.17
日本 0.62


国際的には日本ほど殺人が少なく治安のいい国はないようですね。

南アフリカ怖い・・・


ただ物の見方というのは一つの答え(何が言いたいのか)があり、そこへ持っていくための論理なので、これがすべてではありません。


もちろん今の社会のあり方は一種異常な雰囲気があります。


平和すぎる分、内側内側に人の精神が向かい過ぎているために、家族殺しが始まっていると思うのです。


引きこもりというのは、内側に向かった家出と同じです。


外にも行けないけど、家もやだ・・・そしたらどうしたいねん!!!と言いたくなるが、「どうもしたくない」「わからない」というのが彼らのいい訳だろう。


昔はもっとアクティブで外側外側に意識が向かっていた。


それが良いのか悪いのかではないけど・・・時代時代で色々とあるからね。


ただ私が言いたいのは・・・・


今の報道のシステムが偏っていて洗脳に近い状態になっている。


だから本当の事を知るようにしましょうね♪


事象というのは両側面意味があり、それに伴い裏側に隠れいてる意味合いもあるということを知った方が権力のある人達に踊らされなくていい。


ということが言いたいのであって、決して今が昔より良いということを言っているわけではごじゃりません(≡^∇^≡)