私には小さいときから2つの習慣があった。。。
一つは親指の皮を剥くこと。。。。。。
二つ目は下唇の皮を剥くこと。。。。
どちらも心理学的に言うと自傷行為、、、、自傷癖というやつ。。。代表的なものが爪噛みですよね。
以前にもこのことは書いたと思うのですが、知人から私の自傷癖の話を尋ねられたので、改めて以前の記事に加筆してシェアしたいと思います。
どちらのクセも、いつから始まったのか覚えていない。
たぶんはっきりしているのは20代前半頃には、すでにこの二つのクセは存在していた。(ように思う)
だから20年は親指の皮と下唇を剥きつづけていた。
親指の皮剥きは・・・・・
剥いた後は赤くなって剥けなくなる。
しばらくは休憩。。。そして皮が再生されてきたらまた剥くを繰り返していた。
両親指爪の側面がいつも真っ赤かだった。
一番酷いときは第一関節下くらいまで剥いたことがある。
何度もやめようと爪を伸ばしてマニキュアを塗ったり、テープをしたり・・・その時は一時的に治まるのだけれども・・・・マニキュアをやめたり、テープをするのを忘れるとすぐに親指剥きがはじまるのだ。
それにテープも無意識に取ってまで剥いていたりした・・・・ちょっと頭の痛い子だったのですね(笑)
下唇の皮も同じです。いつも下唇が真っ赤で痛々しい。。。。まあ口紅をつけるから誤魔化せるのですけどね。
親指剥きも唇剥きどちらも止めたいと思っていたが、どうしても止めることができない。
無意識で手が唇や親指にいき、気が付くと剥き終わった後・・・・罪悪感・・
そんなこんなで赤剥けの親指と唇・・・・が私のクセだった。
2005年のある日
「それは親を剥いてるんだよ・・・」とからだはうすの高橋さんから言われた。
「唇はお母さんのおっぱいの枯渇感からだな」・・・と・・・うむーーーなんとなく納得する私でした。
母親もそうだけど父親にもそれなりの、恨み・・と言うか・・遺恨はもちろんある。
そしてそれと同じくらいの枯渇感も母親にはある。
私は生まれてすぐに母親のお姉さんに預けられたので、お母さんのおっぱいを飲んでいなのだ。
そしてこの世に生まれてからずっと母親に振り回されてきた。
挙句の果て母親との関係性は何一つ修復できないままに電車に飛び込んで死んで行った(行きやがった)。
母親が死んでからも修復できなていないため、親指は剥き続ける。
それを考えた時には私はなんだか悔しいと思った。
母親は生きてる時も散々迷惑かけてきたのに、死んでからも私の中にい続けて私は自分を傷つける
むかつく・・・・なんであんたが原因で私の親指がこんなに真っ赤にならなあかんねん!!!!と思った。
それからしばらくして、ふと思い立って親指にバンドエイドを貼った。
あららら???いとも簡単にやめることができた。
今までも同じ方法を使ったことがある。でも止めることができなかった。
たぶん自覚したからだ。無意識を意識化したからその行為がなくなったと理解している。
もう3年近く、皮は剥いていないが、無意識に皮を剥こうとすることがある。
すぐに気がついて止めるのだけども・・・・やっぱり完全には治っていない。
しかしその都度気づくことが大切なのだと思っている。
心の問題と行動の癖はリンクはしているが、直結はしていないというのが私の結論。
卵が先がニワトリが先の話と同じ。
習慣(親指剥きや唇剥き)は努力だけで変化できるものではなく、また気づく(意識化する)だけで変化できることではない。
両方が必要だということ・・・・
少し酷な話なのだけども・・・・習慣の原因がすべてクリアーになり、解除されるということは無いと私は思っている。
無いと言い切るのは言いすぎであるならば、それらの心の問題を解決するのは、人間の寿命では間に合わない・・・・そんな気がするのです。
そしたらどうしたらいいか・・・・
行為そのものの原因を考えて、意識化する。
そしてその行為をやらないように物理的に努力する。
剥きそうになったら止める、剥きそうになったら止める・・・・これを繰り返すしかない。
そしてちゃんと自分の内側を考える・・・
今日10回剥いたら、明日は9回にする・・・・そんな感じ。
そして少しづつ少しづつ減らして行って、私は自傷行為をやらないということを意識化する。
地道ですけど・・・・・きっとこの方法が一番早いような気がします。
ただ完璧に治るということは中々難しい。
これだけ真剣にそれを向き合っていても手が親指に唇に行くのですからね・・・・
唇剥きが治った経緯は明日書きます。
最近2013年になってからの
唇の皮むきに対する考え方はこちらです。
↓