体調が戻ってきました。

体はバキバキですけど、これからほぐしていきます。ちょっと一安心。


昨日「弱り目センサー」の話をしましが、夜テレビで先天性無痛無汗症の子供の闘病生活が放映されていました。


先天性無痛無汗症とは簡単に言うと痛みなどの感覚が遮断されている病気で、全身性の痛覚障害(痛みを感じない)、温度覚障害(暑さ、寒い、熱い、冷たいを感じない)、無汗症(汗が出ないため体温調節ができない)、かゆみなども感じないそうだ。


これらの感覚が無いということは、身体を正常に維持しにくくなる・・・・・


痛みがないので、動作の加減ができない。

歩くという、私達が何気なく行っている動作でさえも、骨折をしてしまう。


関節の可動域を超えて無理な姿勢をとる。高いところから飛び降りて身体を強くぶつけても痛くないから、打撲に気づかない。


足を骨折しても走り回る。。。。どんなに怪我をしていても、痛みがないから動き回る・・・そのうち骨が変形し家族が気づく。


また小さいうちは指しゃぶりの度を越し、指を噛み切る、舌をも噛み切る・・・・熱いのもを平気なので、やけどをしても気づかない。


まだ外から見えるものであればいいが、内臓の痛みや頭痛・・・・・・そういった自分にしか分からない痛みにも気づかない。


もし頭をぶつけて、脳内出血をしていても意識がなくなるまで分からないのである。
腹部をぶつけて内臓が破裂していたとしても意識がなくなるまで分からない・・・


生命に直接関わってきてしまう障害・・・


人間の体は神秘に満ち溢れています。どんなに科学が進歩しても、生命を生み出すことはできない(と思う)


毎日何気なく生きていますが、この身体を維持するために様々なシステムが同時に稼動している。


痛みや苦しみと言った、ある意味ネガティブな感覚ですが、やはりこれも生命を維持するためにはかなり重要なシステムであり、完璧なシステムだと言える・・・・


生命を維持するための、危険センサーがちゃんと備わっている。


病気とは。。。その危険察知センサーの警報を無視した・・もしくはセンサーが壊れている結果なのであろう・・・


反対に危険察知センサーの感度が過敏過ぎると精神の病気になりやすい・・・


私は基本的にお昼はMY弁当を持ってくる。(たいしたものじゃないけど・・・)


米と漬物をタッパーにギューってつめたの(時におにぎり)と・・・冷蔵庫にある野菜をバサバサ切って適当なドレッシングとかをかけてタッパーにつめたの(基本はこれでOK)・・・・


時に冷蔵庫にあれば玉子焼き、もしくは魚を焼いてアルミホイルにクルクルと包んで風呂敷に包んで持ってくる。


もうこれで十分・・・・・


しかし最近疲れてたので(食欲もないし)持って来る気力もなかった。


でもお腹はすく・・・・昨日は大雨・・・目の前のコンビニに行くのが精一杯


コンビニ内をウロウロするが何を買っていいのか分からない・・・・・・コンビニでの買い物に慣れてない・・・


で、仕方なく助六寿司と豚汁買った。


食べてて途中で気持ち悪くなった。

化学の味が口腔粘膜から吸収されて脳下垂体の危険センサーが働いた。


私はいつの間にか、コンビニ弁当が食べれなくなっていた。


まあ現代社会の都会に住んでる以上、こんなに敏感だと生きていけない。
もう少し鈍感になり、センサー感度を落とす作業をしないと反対に病気になってしまうし、生きにくくなるし、人との付き合いも悪くなる・・・・


でも、本音はこんなものを食べたくない・・・・・


毒を食ってもそれを出す力があればいいんだけどね・・・


センサーは敏感に、でも受け入れる幅は欲しい・・・・難しい注文かもしれませんが・・・

身体の可能性は無限、、、、しかし身体の限界はある意味とっても近いところにあるとも言える。


身体能力の差は持って生まれたもの。
それは良い悪いではなく、持ってきた物が違うということ・・・・


障害も病気も体質も・・・・・皆複雑に違う。


感覚も恐ろしく皆違う、、、、


それをよくもまあ・・・・こんなに見事に同じ場所にあたかも分かり合えているフリをしていられる・・・・・


すごいことだ・・・・


そりゃ殺人も戦争も起こるだろうに・・・・


そんなことを感じた昨日でした・・・