今日はちょっと胡散臭い話です。
昨日幽霊が家に出るので、なんとかならないかという問い合わせがあった。
(うちの会社はよろず相談所みたいなものなので、普通では相談できない悩みを相談しにくる)
霊道がその人の家屋に重なってしまっているのだろう。
毎日入れ替わり立ち代り一杯でるらしい。声とかではなく、実際に見えるから大変なのだということであった。
霊道はけっこう何処にでもあるらしいけど、なかなか対処は難しいらしい。
民家やビルの中に横切って開通している場合や、場合によっては家庭の茶の間や風呂場に霊道が通っていて、幽霊が行列して通っている、という場合もあるそうです。
そんな時、素人考えでお札を貼ったり、変な力の人に頼んで除霊??みたいなことをしない方がいいらしいとか・・・
中途半端にして、霊道が狭くなったり詰まったり(比喩)すると、反対に家中に幽霊が溢れかえってしまうらしい。
※あくまでも「らしい」としか言えないけど・・・
個人レベルでやる事は、まず「掃除」整理整頓、そして菓子、ご飯、酒、お茶など霊が好む物を放置しないこと。
窓をできるだけ開け、こまめに換気をする、部屋を明るくするといいらしい。
特に照明は白熱灯ではなく蛍光灯にして、多めに照明をつけるのがいいのそうだ。
これだけ聞くと幽霊は明るいところ、清潔なところが苦手なようである・・・・・
そんな話を昨日会社でしてて(どんな会社や・・)ふと思った。
そういえば最近見ぃひんな~って
昔病院にいた頃は時々幽霊(たぶん)と遭遇した。
声とか音とかニオイ(線香)は結構普通にあるけど、実物を目視で見ることも極稀にあった。
視野の端っこに人影とか。。。「あれっ。。。・・・今のん人???(@ ̄Д ̄@;)」みたいな感じ。
カーテン閉める瞬間に人影が見えて、「あれっ。。。。人いたっけ???(・・;)」と思ってカーテンをもう一回開けたらいなかったとか・・・
廊下を横切って行く人とか・・・・「んっ???」みたいな瞬間的なものなので、びっくりするまでもなく、忙しいから・・・そのまままた普通に作業にもどることに・・・・・
やることが一杯で、それに気を止めておくことが出来ないのである。
それは同僚も同じで、あとになって休憩時に「なんかおったでぇ~」と普通の会話なのが、今から考えると変・・・・・
人のいない病室からナースコールがなるというような、怪談話があるが、そんなこと合った日にゃ~皆、激怒である。
「誰もおれへんかったわ!!このクソ忙しい時に何鳴らしとおんねん!!!!!」とマジで幽霊に切れているのである。(幽霊とは言わないけど・・・)
誰にということではなく、ただ漠然と怒りを出しているだけ・・・・
ギャグのようであるが本当の話である。
人間はあまりに余裕がないと、喜怒哀楽がうまく作動しない。「怒」ばかりになる。
疲れすぎていると心が壊れて正常な反応ができないという見本の話。
その中で救急外来にいた時に初めてしっかりと霊体というものを目撃したことがある。
それもその場にいたスタッフ数名が同じものを見ていた。
救急車で運ばれきた患者さんは心停止状態で、スタッフは通常の精神状態ではなかった。
患者さんの蘇生に全員が一丸となり、集中しだす。そうなるとある特殊な精神状態(変性意識)となり、次元の違うものが見えてしまったのだろう。
心停止の患者さんと一緒にそれは入ってきた。
1人は馬乗りになって心マッサージを行い、ドクターの指示が飛びかう中、患者さんの頭側に1体のモヤモヤした人影がフラフラしているのである。
見えないような見えるような蜃気楼みたいな感じ・・・・私は面倒臭いから知らんふりをして患者さんの腕に針を刺していたが、ドクターが挿管(人工呼吸の管)しようと患者さんの頭側に行った時、それに向かって
「邪魔ゃ・・あっ・・・」と・・・・口を閉ざした。
ドクターは邪魔と途中まで言いかけて、気づいたようで尻切れに言葉を飲んで、また作業に没頭しだした・・・・
この人、幽霊に邪魔とか言うてるし・・・と心の中で思いながら無視をした。
全員それに気を止めることもない。(忙しいから)
そのうち消えたが・・・・あとで考えると・・可愛そうなことをした。
邪魔と言われた幽霊・・・面目丸つぶれである。
幽霊を恐いと思うこともできない・・・
それほど余裕のない医療従事者・・・・こんな人達に診てもらいたくないよな・・・・ほんと・・・・
でも病院を辞めてからさほど見なくなった。やっぱり病院は異界である。
もう戻れないや・・・・・