宮古島に不思議な石の庭がある。


そこへ行った人からお土産話を聞いた。


岩の庭で主とお茶を飲んでいるとふと、岩が話かけてきたらしい。ムー大陸で沈んだ魂らしいのだが、アマテラスは俺たちの後輩の神様なんだ・・・と(笑)声かけてきたらしい。


少しおちゃめな、ムーの神様のスピリットのようだ・・・


私が感心したのは、その話を聞いている人達、皆が基本的には納得していたことだ。


日本民族のおおらかな気質、懐のある気質は八百万の神を 祀る気質にあるのだろうなと感じた。

森羅万象に神が宿るとどこかで感じているのだろう。 だから川や海、山や木、石にも神を見ている。自然の中に神様を見ているのだ。 一つの神を心の支えにすることももちろんOKだけどただそれは争いを引き起こす原因にもなる。


私の神が本当に神よ・・・ということだ。



ある人のエッセイで読んだことがあるが、小学生の教科書の一つに「もし世界に100人の神様がいたら」という本を 世界中の子供達に読ませるときっと戦争が少なくなるとありました。


「もし世界が100人だったら」という本が大ベストセラーに なりましたが、その本を少しもじった本ですね。



世界には100人の神様が存在します。そして私達の国には●●という神様がいます。この神様は世界にいる100人の神様のうちの1人です・・・・・という内容から続きます。


イエスやモハメット、アラーも100人の神様のうちの1人だと教えると自分の国の神様が一番エライとは思わなくなり他の宗教を認められるようになるということです。


夢のような話ですが、日本民族はそれが根っから根付いてるから闘争心みたいなものが少ないのかもしれません。もちろん石にも神様は宿っており、それを素直に受け止めれるのが日本民族の気質といえるのでしょう。  ふと皆の顔を見ていて、そう思った。


ただその反面、根っこがしっかりしていないという弱点があるのだけど・・・・


ウガンダでは、子どもを反政軍が拉致して強制的に兵士にし、戦わせる。そして逃げて帰らないように、拉致するときにその家族を皆殺しにする。場合によっては拉致される子供に家族を殺させてからつれていくこともあるようだ。


テラ・ルネッサンス

http://www.terra-r.jp/katsudo/ugandarihabiri_f.html



日本のNGO団体が、その子供達を救済してケアするセンターを運営している。そこの取材をしたテレビを
以前見たことがある。本来なら然程興味はないのだけど、ここのテラ・ルネッサンスの主宰者とは縁があるので、見入ってしまった。



まだ十代の男の子は拉致されるときに、反政府軍に脅されて、自分の母親の腕を切り落としたそうだ。そして幸にも救済され、いまはケアセンターで保護されている。

ある時、母親に会いに行ったらしいが、母親は口をきいてくれなかったらしい。
本当に惨い話だ・・・・


日本の同じ年代の子供達がこの悲惨なウガンダの子供達に何かできないかと考え、ビデオレターを送った。


日本の子供達の幼稚な言葉に対して、ウガンダの子供達は


「ありがとううれしいよ、君たちに神様のご加護がありますように、しっかりと勉強して人生を生きてください」

と反対に日本の子供達を気づかったのだ。


私はこれは宗教心の違いだと思った。


どんなに苦しくでも悲しくても悲惨でも、彼たちにはそれに耐えることができる根っこがあるのだ。

それが神様なのだ。いつもそばにいて見守ってくれているという信頼関係がある神様が彼たちにはいるのだ。だからその根っこである神様の存在を揺るがすような事態になると戦争になるのだろう・・・・・・・


やはり世界は複雑で、いかんともしがたく、寛容にできている。