しばしば街で「お店の人に怒られるから走り回ってはいけません!」というママの声を聞きますが、その度に、そうではなくて「物が壊れて迷惑をかけたり、ぶつかって怪我をするから走り回ってはいけません」が正解だよね・・・と言いたくなります。
ピアノの練習も、「ママに言われるからやる」ではなくて「上手になりたいからやる」です。
そして、上手になることとは、ママに言われた通りドレミを間違えずに弾き当てて丸をもらうことではなく、前回のレッスン終盤の演奏が次回レッスンの最初までにどれほど再現できるか?ということです。
一朝一夕には、ここまで追究できません。
かといって、何もしないのもいけませんよね。
お店で走り回る子を放置より、「お店の人に怒られるから」でもいいからひとまず子供を捕まえておいてくれた方が遥かに安全ですよね。
同じように、全く練習しないより、口を出してでも練習させてくれた方がよほどありがたいです。
「うちは、口出しストップキャンペーンなんて無理なので、先生に動画送りまーす!」で全然かまいません。
「私は我が子が失敗するところを見るなんて、とても恐ろしくて耐えられないので、すみませんが今回は手伝います」で全然構いません。
練習に口を出してしまうことで悩んでおられる、その度合いも皆さん様々です。
「あー今日もやっちゃったな!まあいいか」という程度から、自己嫌悪が積み重なりかなりのストレスを感じている方、親子関係にもはや余裕がなく、深刻に悩んでいる方まで色々だと思います。
なので、ご自分が望む段階までで構いませんので、少しでも今回の記事がご参考になり、保護者の皆様方のお悩み軽減に役に立てば幸いです。
長々お付き合いくださり、ありがとうございました!