ブログネタはもし自分が友達だと思っていた人から告白されたらという設定であるが、僕は本当に告白された事がある。
忘れもしない、あの日のこと。
忘れたくても思い出す_________あの日のこと。
時より夢で君が出てくる。
悲しみや寂しさはない。
ただ、恐怖それだけが僕をときより苦しめる。
君と再会したあの日から始まったんだと思う。
あれはあの夏の日のことだった。
登校中に久しぶりに友達を見かけた。勢い良く僕は坂をのぼり友達に声をかけた。
汗だくになり、息を切らす僕に友達は爽やかな笑みを浮かべた。
アドレスを交換してから数日がたった。
一通のメールが届いた。
その内容は告白のメールだった。
告白の相手は女性である。
その女性は友達というより親友という間か柄だった。彼女とは小学校からの付き合いになる。
彼女は性同一障害だったのだ。
そのことを知り、僕は驚いた。彼女は僕のことが小6あたりから好きだったと言われた。
僕を友達でもなく、女性の一人としてその時から僕のことを高1の今まで見ていたのか。
そう思うとなんとも言えない複雑な気持ちにかられる。
『佐々木の事が好きだ。彼氏がいなかったら付き合ってくれないか?』
返信に戸惑っているとメールが送られてきた。
『佐々木に告白したのは小説とかそういういみじゃないから。本気だから』
頭を悩ませているうちに、何通ものメールが送られてきた。
『本気だから』 『さっきも言ったけど本気だから』 『しつこいけど、俺本気だから』
何通も送られてくるメールに恐怖感が徐々にましていく。
背筋がゾワッとする。
友達に相談したのちの悩んだ末にやっと答えが出た。
『ごめん。 君とは付き合えないよ。 でも友達のままでいてくれないかな?』
最初のメールが送られてから、すでに6時間以上が経過してた。
すぐに返信は来た。
『ごめんそれは無理だよ』
その告白のメールが数日たっても頭に離れずにいた。
気になって仕方が無い。あの最後のメールの文が脳裏にフラッシュバックする。
『ごめん無理だよ』
告白を断ったことに後悔を感じていた。
考えているうちに、次第に後悔は興味本位に変わっていった。
もし、付き合ったらどうなるだろう?という興味本位から、付き合いたいそういう思いが芽生えた。
部活が終わるや否や携帯をポケットから取り出す。
『付き合ってほしい』
一言だけ送信した。思ったよりも早く返信がきた。
『ありがとう。うれしい』
その日から僕らは付き合いだした。
それがのちのちあんな事になるとは知らずに。
付き合い始めて数日がたった。
『今度、デートしないか?』
デートの誘いが来た。僕は上機嫌で返事をした。
今週の日曜にデートすることが決定した。
日曜が待ちどうしいと友達に何度も話していた。
その日が待ち遠しいはずなのにその日がちかづくにつれて怖いという気持ちが大きくなる。
鏡をみて僕はため息をつくばかりの日々。
デートの数日前、僕は吐き気に襲われた。食べたものが悪いかと悩んだ。
消化に悪い物は控えるようにした。
そして、前日。
吐き気は治ってはいなかった、数日前より吐き気が増していた。
どういことだ? 何故吐き気が増している? これではデートが行けないではないか!
早めに寝る眠りに付いた。
当日。
体調は万全ではなかった。悪化したいた。
『ごめん。体調悪くていけない』
メールで断った途端、体調が良くなり始めた。
どいうことだ? 体調が良くなり始めている。
もしかしたら、女としての彼女は知っているけど、男としての彼女は知らないから恐怖を感じて体調が悪化したのかもしれない。
男としての彼女を知ってしまえば怖くない。
『俺たち付き合うのが早すぎたと思わないか?』
そのメールに驚いた。返信する間もなくまたメールが送られて来た。
『変でごめん。 別れよう。 他に好きな人もできると思うし、将来のことを考えると俺とは付き合わないほうがいいから』
『全然変じゃない人を好きになることはいいことだし、本当の自分のことを人に見せてもいいと思う。その気持ちを隠していることは苦しいし、辛い事だよね?成人して、素敵な本当の男になってください。 こんな僕と付き合ってくれてありがとう。僕を好きになってくれてありがとう。僕のことをこんなに思ってくれてありがとう。さよなら』
メールを送った後、切なかった。何故かわからないけど。
興味本位からいつの間にか彼女を本気で好きになっていたのかもしれない。
しばらく、携帯の画面を見つめていた。
翌日。
『もう一度付き合ってくれないか?』
朝一にこんなメールが送られてきた。
学校につくや否や、メールが送られていた。
『佐々木と結婚したい』 『幸せにする』 『結婚したい』 『ずっと寂しくて佐々木のいる学校の方をずっと眺めてた』
休み時間が終わるたびにメールが送られてきた。
数日そんなメールが続いた。
アド変メールが何度も送られてきた。
着信音がなる度に震えた。あの人ではないかと。
他の人がアド変したときもあの人なんじゃないかって今も震える。
今はアドレスだってあのときは違うのにそう錯覚する。
あの人の名前を聞いただけで思い出す。
数ヶ月後。
いきなり彼女が家に来た。しかも誕生日プレゼントを持って。
恐ろしくて顔も見れなかった。見たの本の一瞬。
髪が長かったのがボーイッシュになり、声は低くなっていた。
「ありがとう」
その声は震えていた。
何故ここに来たのだろう。わからない。あの人が何を考えているのか・・・・
あのとき僕はバカだったんだ興味本位で付き合うといわなければこんなことにはならなかった。
こんなことも思わなかったのだろう。
もし付き合わなかったなら、友達のままでいれたかな?
たまに思う。 バカな考えだけど。
わからない。 僕は何が正しいのか?