監獄の大貧民 | 大人の麦茶のブログ

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CD収録曲全曲歌詞

M6
監獄の大貧民

作詞 塩田泰造  作曲ヨージ
劇中歌唱 全原徳和 並木秀介 和泉宗兵
~認めてどうしてもほしくて(2015年3月)

高い壁 の向こう側 綺麗な絵があるという
壁の中 の世界 色もなく耐えしのぶ
大貧民 おれたちに 許された自由は
このまま朽ち果てるまで目を閉じることだけ

ひとみ閉じればどこにだってゆける
両手を広げ きみを抱き締められる
ひとみ閉じればどこにだってゆける
でも本当はどこへもゆけややしない

絵札一つもない3、5、7のカード
大貧民の自由は 耐えしのぶことだけ


ちよっと待て 兄弟 手持ちのカードを
力合わせて見比べてみようぜ
「ん?」
ハートにスペード クラブにダイヤ
3が四枚あるじゃないかぁ~

絵札一つもないが 3が四枚ある
革命起こそうぜ 大貧民諸君!


泥臭いブルースはヨージの得意とするところだが、囚人3人が雑居房の中で唄うという劇中設定もあって泥臭さ倍増であった。
憂いがセンチメンタリズムからロマンチシズムへと昇華されてゆく部分が、肝であり演劇の挿入歌としての醍醐味である。