便器で分かる、マンションのグレード。 | 大人のマンション購入計画

便器で分かる、マンションのグレード。


今日のテーマは便器について。
このブログで扱った最初のテーマが「用途地域」という
普段はあまりなじみのない項目でしたが、
一転、もっとミクロな視点に立って、
マンションを見極めるポイントについて書いてみようと思います。


便器って、生活の中では毎日使うものですから、
マンション選びの際には着目したいポイントの一つです。
マンションディベロッパー側としては、
見栄えのいいものをより安く仕上げることで、
マンションの価格を少しでも高めに設定し、
利益を大きくしたいという意向があります。
ですから、見えないところは徹底的にコストを削って、
見えるところに手をかけるということが行われます。
見えるところのなかでも、視覚的な効果が大きいということで
たいていはリビングやキッチンなどに上質な仕上げ材が
採用され、カタログでも大きな写真で紹介されていることが
多いと思います。
そんななか、トイレは脇役。
なので、あえてここに注目して「ディベロッパーの金のかけ具合」を
推測してみます。

便器の種類、というと、どれくらい思いつかれるでしょうか?
ここでいう種類というのは、
シャワー付トイレか否か
というのではありません。
便器自体の仕組みにいくつかの種類があるのです。
名称には若干の違いもあるようですが、

□洗い落とし式
□セミサイホン式
□サイホン式
□サイホンゼット式
□サイホンボルテックス式

の5種類があり、下に行くに従って高級な仕様になるのです。
具体的な違いについては、たとえば下記のURLで
解説されていますので、ご参照ください。

モデルルームの見学に行って、トイレの便器が洗い落とし式で
あれば、そのマンションは候補に入れない方がいいかもしれません。
とある有名ディベロッパーでは、洗い落とし式を採用してはならない、
という仕様マニュアルがあるくらいですから。

便器は、買ったときに設置されているタイプが気に入らなければ、
比較的簡単にリフォームできるかもしれません。
しかし、余分なお金はかけたくないですよね。
やはりディベロッパーの姿勢の現れの一つとして、
マンションを検討するときには便器のグレードにも
気をつけてみてはいかがでしょうか?


http://www.toto.co.jp/water/shuri/toilet/chishiki.htm#benki