こんばんは。

今日は梅田で友達と待ち合わせをしていたら、3回声をかけられたので、キャッチという仕事をする人に想いを馳せたいと思う。

キャッチって、しつこくてみんなうざいと思っているし、キャッチされたところで自慢にならないのがキャッチだ。
ただ私は断れない性格ではないが、初めから断ろうとも思わないので、急いでない時はキャッチされたらいつも話を聞く。
ただ今日は何となく、それだけじゃなくて、自分の意思でしばらく会話を続けた。
私はコールセンターでテレアポのバイトをしていたので、キャッチの気持ちは少しわかるような気がする。

アポイントの電話をかけたとき、最終的に断られて同じ結果になろうとも、気分的に良いのは、お客さんが話を聞いてくれた時、お客さんが自分の話をしてくれた時、会話のキャッチボールが出来た時、そして優しく断ってくれた時。逆に気分が悪いのは、話を聞こうともせず一方的に電話を切られたときや、冒頭だけで拒否をされた時、冷たい態度で断られた時。
こういう仕事は続けていればすぐに慣れる。断られたって、理不尽に怒鳴られたって、毎回へこんだりしない。
面倒臭い、興味のない、鬱陶しい勧誘。冷たく断られて当然だと思う。実際お客さんはそういう人がほとんどだ。
嫌ならやめればいい。こういう仕事はすぐ辞めていく人が多い。それだけ精神を削られるような内容。だから時給も高いんだと思う。
だけどやっぱり、人間なので、断られ方ひとつで違う気持ちになる。仕事でやっているだけのことだから、オペレーターいち個人を嫌な人扱いされるのは、悲しいことだ。

キャッチにも多分ノルマとか、そーゆーのがあるんだろうなと思う。
最終的に断ってしまえば何も変わらないけど、どういう断り方をするかで、この人の今日、家に帰るときの気分は変わると思う。
大変な仕事だな、この人も好きでこんなにしつこい訳じゃないんだろうな、と思う。
1人目の人と2人目の人はちょっと長かったけど、アプローチの仕方が全然違うかった。
どちらもとにかく捕まえたい。その一心は見え見え。
この人はなぜこんな仕事をしているんだろう。学生なんだろうか。学費が欲しいのか、遊ぶ金が欲しいのか、生活に関わるのか。
頼まれてもいないのに勝手にキャッチの人の背景を考える。
おかしな話だ。

粘られて、相手が諦めるまでしばらく会話をして、この人が諦めてまだ寒い季節に人混みの中へ去って行くとき、お疲れ様ですとひと言声をかけて終わった。

3人目は、話しかけてきてすぐに友達がやってきたのでキャッチなのかもナンパだったのかもわからないけど、それもできるだけ丁寧にお断りをした。

まあ特に意味はないのだが、なんとなく今日はキャッチの人について書いてみた。