[7]論点2 項目がなぜできたか答えがない 9月11日分 | 大人の時間割®︎

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今までのスケジュール帳のいいとこどりをした「大人の時間割帳」です。
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私が最初から一貫して問題にしているのは「なぜ他にない、左側の項目を変えて自由に、バーチカルにもガントチャートにも家族の予定にも使える手帳が、大人の時間割の2年後にできたのか」ということなんです。

【2.項目がなぜできたのかについての質問に、バーチカルは前から作っていたというかみ合わない回答がいつも来ること】

ここは強調したいのですが、大人の時間割はざっくりバーチカルではありません。
「項目を変えて自由に使える手帳」です。
自由に使う、項目を変えて使うその中の1つに、ざっくりバーチカルやフリーバーチカルやゆるバーチカルといった使い方があるというだけです。

だから世の中にあるたいていのフリーバーチカルは、大人の時間割とかぶっていません。
そこは全く問題にしていません。

ざっくりバーチカル・フリーバーチカル・ゆるバーチカル・セミバーチカルなどで検索していただくと、いくつかの会社の手帳が出てきます。
そして使用例も載っています。
たいていのざっくりバーチカルのフォーマットは、上半分にバーチカルの枠があり、下半分は罫線や方眼などのフリースペースです。

 

こちらの3つは↓他社さんのざっくりバーチカルのフォーマットです。


代表例はだいたいこんな感じです。他にもあると思いますし、今後新しいものができる可能性もあります。


予定を書くのは上のバーチカル枠部分で、早めの時間帯の予定は上の方に書き、遅い時間帯の予定は下の方に書くようになっています。
 

かぶってない最大の理由は「項目がない」ところです。
項目のかわりにチェックリストがあるか、その部分に大きくカレンダーが入っていて物理的に項目が書けなくなっています。
項目を書くという発想がない手帳だと思います。無駄なスペースになるともったいないので、チェックリストやカレンダーを入れて紙面の隅々まで活用するように作られています。

2022年4月に最初のツイートをする前に私が調べた限りでは、公式さんが載せているざっくりバーチカルの使用例で、項目を変えてバーチカルにもガントチャートにも家族の予定にも、の図を書いているところは他にありませんでした。
関係ないのに巻き込んだらわるいからリンクは貼りませんが、興味がある方は「ざっくりバーチカル・フリーバーチカル・ゆるバーチカル・セミバーチカル」などで検索していただけるといくつかの手帳と使用例が出てくると思います。
これを見て大人の時間割と関係があると思う人は誰もいないと思います。

印刷物と違ってネットの情報は後から書き換えられるので、今後出てくる(もう出てきている)可能性はゼロではないです。2019年発売の手帳が、2024年とかに新しい使用例にいつの間にか変わるということもあり得ます。

あとお客さまが他の手帳に項目を書いたり、大人の時間割に項目を書かずに使うのは自由だと思います。
お客さまが買った他社さんの手帳を大人の時間割の使用例を参考にして活用してもいいけど、他社さんが大人の時間割の使用例を参考にして宣伝して商売するのは同じじゃないですよね。

私自身は「スケジュール管理が苦手で挫折するから大人の時間割にしているのに、方眼ノートに毎週時間割枠の線をたくさん引くのが大変。最初から全部線が入ったものがほしい」と思って作りました。
だからかぶってない理由として、こういった小さい枠が上の方に少ししかなく、残り半分以上の面積は自分で線を引かないといけない、項目部分もないようなタイプは、あっても自分の求める用途では使えない、違う手帳だと思っています。
大人の時間割を使い続けてくださっているご愛用者さまもそうだと思います。

そもそもざっくりバーチカルとして、上の方だけ少し時間順にすることを書くのであれば項目は要らないんですよね。
どのあたりに書けばいいかは見たらわかりますからね。

2019年頃にざっくりバーチカルが流行った理由は、大人の時間割よりも、文具のとびらさんの力だと思います。
大人の時間割は2017年にできて、2018年に文具のとびらさんに載って年間閲覧数1位になって。
2018年に文とびさんを見た中には手帳メーカーの方もたくさんいらっしゃるでしょうから「大人の時間割が個人の手帳なのに注目されている、新しいアイデアだ」、それで使用例を見て「次あたりざっくりバーチカルが来そうだな、うちも力を入れよう」と思ったかも。
その際みんなここを見ているから「元ネタはなんか文とびに載ってた個人のあれじゃん!」と思われたら会社として恥なので、ざっくりバーチカルだけど自社らしいものをみんな作ったんじゃないですかね。

使用例は自分たちで書いたのはもちろんのこと、やっぱり似て見えないように気をつけた部分もあるのではと思います。
 

文具のとびらで注目された結果、2019年以降増えましたよね。
クラウドファンディングも載せるとパクられる件が結構あるらしいから(ひどい場合はクラファンを数か月やっている間にそれを見て先にパクリが安く販売されちゃって頓挫、というのもあるらしい)、意外とサイトをチェックしている会社もあるとは思いますけど、それでも知る人ぞ知る状態ですもんね。
流行ったのは文具のとびらの力だと思います。
もちろん文具に詳しいお客さまも文具のとびらをチェックしているから、店頭で見たざっくりバーチカルを「文とびさんで見て、こういうのいいと思ってたんだよね」とうちじゃない手帳を買って項目を書いた人もいたかもしれないですね。

私は世の中のざっくりバーチカルを独占しようと思っていません。

フォーマット・使用例の両方とも棲み分けていただけたらと思っています。
「でもやっぱり大人の時間割が一番いいから、うちも同じようなのを作りたいな」と思った会社さんはお声がけいただけたらと思います。コラボしましょう。
たとえばですけど、こういうので作家に数%印税を払った場合、利益が数%減るのではなく、販売価格にその分を載せて販売すればいいので、あり得ない話じゃないと思います。
勝手に作られることは許容できませんし「うちでアイデアを使ってあげます。あなたの宣伝になりますよ。だから無料でコラボしましょう」というのは声をかけられてもお断りします。

世の中のざっくりバーチカルは問題なく、大人の時間割とかぶってもいません。
世の中のざっくりバーチカルは、会社の公式の使用例ではバーチカルとして使用しているものを載せていて、ちゃんと筋が通っています。
大人の時間割はざっくりバーチカルではなく、バーチカルにもガントチャートにも家族の予定にも、いろいろ自由に使える手帳だからです。

だから「バーチカル手帳は今まで作っていた」というのは、世の中に、大人の時間割とB6フリーバーチカルだけこの状態である説明にはなりません。
それならバーチカル手帳を作ったことのある他社さんもやっているはずです。

そもそもハイタイドのB6フリーバーチカルも、バーチカルではないですよね。他のざっくりバーチカルと違って。
縦の時間軸に沿って予定を書いていくのがバーチカルではないでしょうか。
進行のガントチャートや家族の予定を書くのであれば、バーチカルという名前の方と手帳が合わなくなってしまいます。
自分たちでそういう企画を考えたのであれば、もっと別の、手帳の実態に沿った名前がついていた方が自然なように思います。

 

次回はこちらです。

 

 

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